ぬらりひょんに関する情報をまとめてみました。 一部では妖怪の総大将とまで言われているぬらりひょん。 とは言え、それ以外の情報はと言うと・・・意外なほど知られていません。 この記事では、そんな妖 […]
ぬらりひょんに関する情報をまとめてみました。
一部では妖怪の総大将とまで言われているぬらりひょん。
とは言え、それ以外の情報はと言うと・・・意外なほど知られていません。
この記事では、そんな妖怪・ぬらりひょんについて詳しく見ていきたいと思います。
そもそもぬらりひょんってどんな妖怪?
ぬらりひょんと冒頭から連呼していますが、ぬらりひょんって一体何なのでしょう?
一説には、海坊主や瓢箪鯰のように捕まえどころのないものをさした物、妖怪の総大将とも言われています。
その容姿は、ハゲ頭で、後頭部が長く出っ張っているのが特徴的です。
着物や袈裟を来ていることが多いのですが、妖怪のプロフェッショナル水木しげる先生が描いたぬらりひょんには、時代とともにスーツに身を包む姿が描かれていたりします。
時代とともに着用する服も変えているのかもしれませんね。
そもそもぬらりひょんとはどういう意味なのか。
数多くの妖怪を研究している京極夏彦さんや多田克己さんは「ぬらり」はなめらかな様子、そして「ひょん」は奇妙な物や思いがけない様子を表すと言っており、つかみどころのない妖怪だからこそ「ぬらりひょん」と名付けられたのではないか?と言われています。
どこにいるの?
つかみどころのない「ぬらりひょん」ですが、名前のように思いがけないところに登場します。
それは、人の家。
家の人が忙しくしている夕方などに、勝手に家に入り込み、お茶やタバコを楽しみ、まるで自分の家かのように過ごすのだそうです。
伝承によると、岡山県や秋田県で目撃されることが多かったようですが、現在はあなたの家にいるかもしれませんね。
ぬらりひょんの怖い話
ぬらりひょんは実際のところどんな妖怪なのかということが定まっていません。
海坊主なのか、はたまた妖怪の総大将なのか?
それには、水木しげる先生の「ゲゲゲの鬼太郎」に登場するぬらりひょんの話が大きく関係しているのです。
第1シリーズからゲゲゲの鬼太郎に登場するぬらりひょんですが、その際は人間に化け、スーツを着ながら山田と名乗っています。
な、なんとその際に飲屋街で爆弾テロを起こすのです。
それだけならまだしも、この犯行が鬼太郎にバレるのを恐れたぬらりひょんは、鬼太郎をコンクリート詰めにしてしまうのです。
テロリストか殺人鬼のやることですよね・・・。
この後、鬼太郎からしっかりと罰を受けるのですが、まだまだぬらりひょんの悪事は止まりません。
そして、第3シリーズからは、準レギュラー化し、登場回数が増えます。
- 第1話では、ダイナマイトを本に隠し、爆発を企てる
- 第3話では、鉄やコンクリートを脆くし、他のものに変化させてしまう
- 第5話では、指に挟める大きさの手投げ弾を使う
など、このシリーズではかなり妖怪の総大将感を出してきます。
その後もシリーズには登場するのですが、間抜けなイメージで描かれることが多くなり、妖怪王の座を手に入れるも失脚してしまい、最終的には鬼太郎を応援する発言を残します。
ただ、爆薬の使い方はかなりプロっているものと思われますので、ただの爺さんと侮ってはいけませんね。
ぬらりひょんの能力
ぬらりひょんは人の家に上がり込み、お茶やタバコを楽しむという能力がありますが、それじゃあ不法侵入で、通報されてしまいそうですよね。
でもぬらりひょんは、たとえ目撃されたとしても「この人は家の人だ」と思わせる能力があるんです。
そのため、目撃した家の人は、家の主だと思ってしまうため、追い出すことはできない、または、その存在に気づくことがないのだそう。
もしかしたら、あなたのお父さんも実は・・・。
ぬらりひょんって強いの?
ぬらりひょんは、数多くのアニメや漫画で登場する妖怪です。
皆さんも、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
- GANTZ
- 妖怪ウォッチ
- ぬらりひょんの孫
- 地獄先生ぬ〜べぇ〜
- ゲゲゲの鬼太郎
- 鬼灯の冷徹
などなどに登場しています。
シルエットはそのアニメや漫画によってバラバラ。
ハゲ頭の爺さんかと思えば、銀長髪イケメン男子だったりと、統一性はありません。
しかし、共通して言われることは「強い」「妖怪の総大将」「妖怪の政治の実権を握る」など、かなりの力と立ち位置を持っているということにおいては、共通しているのです。
つまりは、強いんですね。
鬼太郎や鬼灯の冷徹では、おっちょこちょいで気が弱いという部分も描かれてますが、平均すると強いキャラクターに描かれていることが多いので、強いで間違いないです!
ぬらりひょんの頭の謎について
ぬらりひょんの頭はなぜあんなに長いのか?
岡山県の伝承で、海坊主とありますが、巨大クラゲだったのでは?という見解があります。
さらに、ゲゲゲの鬼太郎でも実はぬらりひょんがタコだったという真の姿が描かれており、クラゲやタコをイメージして描かれたため、あのようになったのではと言われています。
江戸時代の画家 左脇崇之によって描かれた「百怪図巻」に後頭部の長いぬらりひょんが描かれています。
しかし、これには誇張されているのでは?という声も・・・。
タコや海坊主のように頭を風船のように丸く、柔らかさを表現した結果、このように後ろに長くなってしまったのではないでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
ゲゲゲの鬼太郎でおなじみのぬらりひょんは、
- 家に勝手に上がり込み、お茶やタバコを楽しむ
- 家に上がっている際に人に見られても、その家の主と錯覚させるスキルを発動
- 海坊主やタコ、クラゲなどがモデルだと言われている
- ヴィジュアルはともかく強い
- 頭はきっとふにゃふにゃ
ということでした!
今日家に帰ったら、父親と母親が困り顔でないないと何かを探しているので、何探してるの?って声をかけたんです。
そしたら、父親はタバコ、母親はお茶というので、もしかしたらうちにも、ぬらりひょんが来ていたのかもしれません。
今から本の隙間をチェックしようと思います。
え、なぜかって?
爆弾しこまれてたら嫌なんで!