コトリバコ・・・知るべきではない怖い話って、あるんですね。   身の毛もよだつ話をと言えば、必ず思い出すのがコトリバコのお話。 実はこれ、今でも日本に存在すると言われています。   それも・・・島根県 […]

コトリバコ・・・知るべきではない怖い話って、あるんですね。

 

身の毛もよだつ話をと言えば、必ず思い出すのがコトリバコのお話。

実はこれ、今でも日本に存在すると言われています。

 

それも・・・島根県に。

コトリバコとセットで言われる「ハッカイ」についても、詳しく見ていきます。

 

記事は下に続きます。

コトリバコの怖いあらすじ

最初に言っておきますが、コトリバコは都市伝説の中で、最も怖く恐ろしい話だと言っても過言ではないと思っています。

そして、最後まで読むと気分が悪くなる方も・・・。

 

忠告はしましたので、ここからは自己責任で読み進めてくださいね。

 

 

「コトリバコ」=小鳥箱。

つまり巣箱のことだと連想した方も多いのではないでしょうか?

 

いえいえ、これはそんなかわいい物ではありません。

「コトリバコ」これは、呪いの箱の一種で、細工が施されており、なかなか開けることはできません。

 

コトリバコは、漢字で表記するとすれば、子取り箱です。

その昔、庄屋から部落差別を受けていたある村の人々がいました。

 

ある日、彼らの村にある騒動から逃げてきた男がやってきます。

男は、かくまってくれたら、庄屋への恨みを晴らすことができるコトリバコの作り方を教えるというのです。

 

村人はその取引にのり、男を匿う代わりにコトリバコの作り方を教わります。

そして、その箱が完成した時、庄屋の家の女、子供が次々と苦しみながら死んでいったのです。

 

でもね、この箱そんなに簡単には呪いが終わる訳ではないんですよね。

ついには、呪いは製作者や村人にまで及んでしまったのです。

 

呪いの効力を軽減するために、神社に集め保管したのだそうです。

しかし、今も呪いの効力が残っている箱もあるとかないとか・・・。

 

あなたの元にも、いつからあるのかわからない、謎の箱ありませんか?

それってもしかすると・・・?

 

コトリバコは島根にある?

コトリバコは、今から200年以上前の江戸後期から明治時代にかけて流行したと言われています。

一番はじめにこの箱が誕生してしまったのは、島根県の山間部ではないかと言われていました。

 

というのも、古い文献などから、島根県の山間部にしかし、テレビなどでこの都市伝説が報道されると、詳しい場所を言及する声が相次ぎ、今では、島根県の離島 隠岐の島ではないか?と言われています。

ここでは、部落差別が実際にあったそうで、村人は貧困に苦しむにも関わらず、庄屋による激しい取り立てがあり、生きることに精一杯だったそうです。

 

中には、生まれたばかりの我が子を間引きのために、殺す人までいたとか・・・。

それゆえにコトリバコは誕生し、広まってしまったのです。

 

また、隠岐の民話に、漁師の網に、美しい細工箱が引っかかっており、箱を開けると綺麗な手が入っていたという話があることから、コトリバコに近いものなのでは?と考えられていました。

今でも、島根県のとある神社には、コトリバコの呪いを沈めるために、たくさんのコトリバコが集められ清められているのだそうです。

 

しかし、噂によると神社から、何個かのコトリバコがなくなっているのだそう・・・。

遊び半分で持ち出した方は、すぐに戻したほうがいいですよ。

 

コトリバコって実はそれぞれ呪いの強さが違うんですよ・・・その強さによって呪いをかけたい相手以外も呪いにかけられてしまうかもしれませんからね。

え、詳しく知りたい?

 

ここから先のコトリバコの作り方や呪いについて聞いて後悔してもしりませんよ?

 

ハッカイって何?

先ほども、お話したように、コトリバコには呪いの強さがあります。

それを、ハッカイと呼びます。

 

ハッカイとは、コトリバコを作る時にしようする子供の数です。

驚きましたか?

 

そうそう、まだコトリバコの作り方について、お話していませんでしたね。

まず寄木細工の秘密箱のような、複雑な仕掛けの箱を作ります。

 

そして、メスの家畜の生血で箱の中を満たします。

箱に血を吸わせ、一週間放置します。

 

血が乾ききらないうちに、子供の体の一部を用意します。

この時呪いたい家の子供が何歳かということが重要になってきます。

 

・生まれたばかりの場合は、へその緒を。

・7歳までの子供の場合は、はらわたから絞った生き血を。

・10歳までの子供の場合は、人差し指を。

 

そして、その家に何人の子供がいるかによって、入れる部位の数が変わってきますよね?

これを、ハッカイといいます。

 

1体・・・イッポウ

2体・・・ニホウ

3体・・・サンポウ

4体・・・シホウ

5体・・・ゴボウ

6体・・・ロッポウ

7体・・・チッポウ

8体・・・ハッカイ

 

7体のチッポウまでが、作れる限界とされており、ハッカイに手を出したものはいないと言えるそうです。

ハッカイは作っている途中で死ぬとされており、その呪いの効力は凄まじいのだそうです。

 

そして、チッポウでも呪いの効力は140年あると言われているのです。

少し脱線してしまいましたが、箱に子供の体の一部を入れたら、蓋をして呪いたい相手に送りつけます。

 

これだけ気持ち悪い箱なんだから、気づいて捨てるだろうと思いますよね?

しかし、送られた相手は呪いの効果なのか、美しいと思い保管してしまい、手放したくなくなるのだそうです。

 

しばらくすると、子供がまず亡くなり、その家の女性たちがどんどん亡くなっていくのです。

コトリバコの呪いは、強力で長いので、何度新しい奥さんをもらい、何度子供ができても、生き絶えてしまうのです。

 

そして家がなくなるまで、呪いは消えないんです。

気をつけてください、あなたが送られていなくても、あなたのご先祖さまが送られていたら・・・。

 

まとめ

いかがでしたか?今回は島根に伝わる都市伝説 コトリバコについてご紹介しました!

コトリバコは、

 

  • 部落差別への復讐をするために、作ったことがはじまり
  • 島根県の山間部の村がはじまりでは?
  • コトリバコを神社に回収され清められていたが、持ち出された物も・・・。
  • 生き血、子供の体の一部などを入れる
  • 使用した子供の数によって呼び方が変わる
  • ハッカイは製作者も呪われる
  • 送られた相手には、綺麗な箱に見え手放せない。
  • そして誰もいなくなる

 

という呪いの箱でした。

コトリバコを作る人も、生き血や子供の体の一部を用意する、つまり殺す訳ですから、正気のさたではなくなっていますよね。

 

そこまでして呪い相手があなたにはいますか?

もしくは、そこまで呪われるようなことをしてませんか?

 

実際のところ箱は、公には出てきたことがありません。

しかし、きっとどこかに眠っていますよ、ほらあなたのそばにも・・・。