自身のことを「義賊の紳士」と呼び、己が犯した犯罪行為をネットの動画サイトに流すヴィラン、ジェントル・クリミナル。   彼が行う犯罪は、これまで出てきたヴィランと比べると見劣りします。 しかし、警察が捜査し続けても一向に足 […]

自身のことを「義賊の紳士」と呼び、己が犯した犯罪行為をネットの動画サイトに流すヴィラン、ジェントル・クリミナル。

 

彼が行う犯罪は、これまで出てきたヴィランと比べると見劣りします。

しかし、警察が捜査し続けても一向に足取りを掴ませなかった曲者です。

 

今回はジェントルの、

 

  • 人物像
  • 「弾性」の個性について
  • どのくらい強いのか
  • 現在は?
  • ラブラバとの関係性

 

について考察します。

記事は下に続きます。

ヒロアカジェントルの正体を考察!

ジェントルは整えられたヒゲに杖、襟の長いジャケットを着ており、英国紳士を意識したコスチュームが特徴です。

 

彼は、本編の6年前から動画に己の犯罪行為をアップし続けており、途中から彼の熱狂的ファンのラブラバが加わりました。

 

紳士な男を自称するジェントルですが、やっていることは紳士とは言えません。

ジェントルの正体を探っていきます。

 

どんな人物なの?

「ジェントル」という名前から連想されるように、彼は紳士であることを心掛けています。

 

これまで登場してきたヴィランと比べるとギャグ要素が強めになっており、鬱屈とした空気はありません。

 

彼は紅茶をこよなく愛しているようで、事件を起こす前後には必ず飲みます。

さらに、事件の大きさで紅茶のブランドを選んで飲むという徹底ぶりです。

 

ただし、いつも紅茶をカップに入れる時に、ティーポットを高い打点から入れようとして失敗しているので、エレガントさはありません。

 

ジェントルは、昔ヒーローを目指していました。

彼の夢は、

 

「ヒーローになって、教科書に載るほど偉大な男になること」

 

です。

しかし、レベルの高くない高校に通っていたのにも関わらず、彼は幾度も留年を繰り返し、仮免試験には4回も落ちてしまいます。

 

 

それでも彼は夢を諦めませんでした。

しかしある時、ヒーローの助けが必要な現場に遭遇します。

 

彼は己の個性を使って人を助けようとしますが、結果ヒーローの邪魔をしてしまい、警察からは公務執行妨害を受け学校は退学、両親からは勘当されました。

 

 

家を追い出され、フリーターとして貧乏生活を送っていた彼は、22歳の時にヒーローとして活躍しているかつて同級生だった男性と再会します。 

気さくに同級生に話しかけますが、彼はジェントルのことを覚えていませんでした。

 

何度も留年して、仮免試験を4回も落ちている同級生を忘れるなんて、ジェントルは相当影が薄かったのでしょうか。

 

それとも、同級生の記憶力の問題なのか・・・。

とはいえ、忘れられた本人は相当ショックを受けたでしょう。

 

 

これをきっかけにジェントルは、かつて諦めた夢

 

「名前を後世に残すほどの偉大な男になる」

 

ことをヒーローではなく、ヴィランとして叶えようと考えだし、ジェントル・クリミナルとして活動を始めます。

個性「弾性」についての解説

ジェントルの個性「弾性」は、空気でも無機物でも弾性の効果を付与する能力です。

発動自体は自由に行えますが、解除は自然に元の形に戻らない限り弾性が起き続けます。

 

イメージとして、空中でも鉄骨でもどこでもトランポリンができる能力と考えると分かりやすいでしょう。

 

彼はこの能力で空気の防御を張ったり、空気の弾性を何層にも重ねて相手を押しつぶしたり、高い所から着地しても怪我をしなかったりと、様々な使い方をしていました。

子どもが大喜びしそうな能力ですね。

 

ここまで使い勝手の良い能力を持ちながら、なぜ仮免に4回も落ちたのかは不明です。

 

 

理由としては

 

  • 能力を生かしきれるほどの頭脳が無かった
  • 個性を使いこなせるほどの技量が無かった

 

かのどちらかが考えられそうです。

彼の持っているポテンシャルが、個性を使いこなすには足りなかったのでしょう。

ジェントルは強いの?

ジェントルは、ヴィラン連合や死穢八斎會よりは弱いです。

初登場時、彼はコンビニ強盗をしていました。

 

その時、ヒーローが4人駆けつけましたが、有名なヒーローではありません。

 

ヴィラン連合が1人いれば、簡単に勝利できたでしょう。

しかし、ジェントルはラブラバの個性がなければ1人では逃げ切れません。

 

デクも彼と戦った時に、

 

「ジェントルよりも強い敵と戦ってきた」

 

と言っています。

 

本人の暴力を好まない気質もあって、ジェントルの戦闘能力は高くありません。

デク以外の1A組の人たちが相手をしても、勝つことができるでしょう。

ジェントルの現在は・・・

現在は、警察に捕まっています。

ジェントルは凶悪犯罪者でもないので、いずれ出所してくるでしょう。

 

事情聴取を受けている時、彼は警察の人に「人生はやり直せる」というような言葉をかけられていました。

 

凶悪犯罪者というわけでもないので、刑務所も一般のヴィランが収容される場所に移送されるでしょう。

 

 

また、ジェントルはヒーローに捕まる前に、自首をしています。

 

彼は、ラブラバのことがとても大切でした。

そのため、己がすべて悪いと自供することで彼女の罪を軽くしようとします。

 

自首は己の罪を認めることなので、彼の刑期は少なくなるでしょう。

何年後かに刑務所から出て、今度は違う形で偉大な男を目指すのではないでしょうか。

ラブラバとの関係は?

ラブラバは、ジェントルの最初のファンであり共犯者です。

 

彼女は学生の頃、好きな男の子に一生懸命書いたラブレターを笑われてしまい、毎日パソコンに向き合う生活を送っていました。

 

ある時、人を信用できなくなった彼女は、ジェントルの動画を見て心惹かれます。

彼女は持ち前のハッカーとしての能力をフルに使い、ジェントルの家を尋ねます。

 

 

ラブラバはもともとストーカー気質があり、初めて出したラブレターもストーカーと思わせる内容でした。

 

家をハッキングされ、堂々と家を訪ねてくる人など普通は気味悪がるでしょう。

しかし、ジェントルは彼女を受け入れ、共犯者としてかけがえのないパートナーになります。

 

これまで四苦八苦しながら行っていた動画編集や情報収集などは、すべてラブラバに任せるようになりました。

 

さらに、彼女の個性は「愛」。

相手に愛を囁くことで、対象1人を短時間パワーアップさせるという、なんとも彼女らしい個性です。

 

彼女の能力のお陰で、それほど戦闘力の無いジェントルはいくつものピンチを切り抜けてきました。

 

ジェントルはラブラバを受け入れた当初、大切なファンとしか思っていなかったでしょう。

しかし、いつしか1人の女性として好きなり、自分1人だけだった夢が2人の夢になったのです。

まとめ

今回の考察をまとめると、

 

  • ジェントルは昔ヒーローを目指していた
  • 「弾性」の個性は汎用性がある
  • 戦闘能力は高くない
  • 現在は警察に捕まっている
  • ラブラバは唯一無二の存在

 

です。

 

ジェントルは、デクがヒーローを諦めていたかもしれない・・・いわば、オールマイトに会わなかったデクの未来の姿です。

 

だからデクも、今まで戦ってきたどのヴィランよりも彼を倒すのは容易かったはずなのに、これまでで一番やりにくい相手であったと評します。

ヴィランではあったけれど戦闘を好まず、紳士な態度を崩さない彼に、ラブラバは心惹かれたのでしょう。