看護師のナースコールの怖い話について見ていきます。   看護師 ナースステーション ナースコール   ・・・もうこの組み合わせだけでも、怖いですね(汗) 今回は、そんな怖くてたまらない3つの組み合わせ […]

看護師のナースコールの怖い話について見ていきます。

 

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  • ナースステーション
  • ナースコール

 

・・・もうこの組み合わせだけでも、怖いですね(汗)

今回は、そんな怖くてたまらない3つの組み合わせに関するお話を紹介します。

 

記事は下に続きます。

看護師のナースコールの怖い話

これは、私がナースとして働いていた時に体験したお話です。

こんなことをここに書くのもどうかと思ったのですが、恐怖で忘れることができず、誰かに聞いてもらいたいと思ったのです。

 

いろいろとバレると困るので、今回は実名を全てイニシャルで表し、そのイニシャルはまったく関係のないアルファベットで表記します。

私は、都内のB病院という病院で働いていました。

 

みなさんは、ナースコールをご存知でしょうか?

病室からナースステーションにいるナースに連絡が取れる無線、電話のようなものです。

 

入院される患者さんには、

 

「いつでも呼んでくださいね。」

 

と一応声をかけますが、本当は緊急事態の時以外は呼ばないでほしいなと思っています。

というのも、やはり長く入院している患者さんは、退屈で、たわいもない話をしたいがためにナースを呼ぶ患者さんもいるのです。

 

この日も、やはり夜中にいつも呼ぶ患者さんから呼ばれ、一緒に勤務していた先輩ナースが対応に向かってくれていました。

お腹空いたなと思い時計を見ると、夜中2時半を少しすぎたところでした。

 

ピロロロ・・・

 

とナースコールが鳴ったのです。

いつもなら普通にでます、というか緊急ででますが、このナースコールには出るか悩んでしまいました。

 

というのも、ナースコールは呼び出し音が鳴ると、ライトが点滅します。

そのライトの隣には各部屋の番号、名前が書いてあり誰が呼んでいるかがわかるのです。

 

ナースコールの呼び出し音がなった部屋には、誰の名前も書いてなかったのです。

 

(空き部屋じゃん・・・なんで鳴るのよ・・・)

と思いましたが、ナースコールは鳴り続けます。

 

ピロロロ・・・

 

(あ!そいえば、今日入院してきた患者さんいたしな!そこかも・・・)

「はい、ナースステーションです。どうしました?」

 

何の応答もありません。

 

「もう本当、困っちゃうわよ〜」

 

ともう一人の先輩ナースが愚痴を言いながら帰ってきたので、事情を話しました。

 

「新しい患者さんはその部屋じゃないね。ナースコールって誤作動よくあるのよ!やだ〜Nちゃんおばけとか信じちゃうタイプ?初々しいな〜」

 

と言われ、おばけかも?と思っていた私は、自分で恥ずかしくなってしまいました。

 

「患者さんいないから、循環した時に電源切っちゃってもいいよ」

 

と先輩に言われ、私は見回りの際に、その部屋に立ち寄り電源を抜くことにしました。

 

誰もいない病室は薄み悪く、さっさと電源を切って立ち去ろうと思い電源を探すと、電源はすでに切れていたのです。

(え、切れてる。あ、先輩がさっきトイレに行くと行った時に切ってくれたのかも)

 

私は、そう思いナースステーションに戻りました。

 

「先輩A室のナースコール電源切ってくださったんですね!ありがとうございます。」

 

「え、切ってないけど・・・?」

「え、電源が切れてたので、てっきり先輩かと・・・」

 

二人で顔を見合わせた瞬間。

ピロロロ・・・

 

ナースコールが鳴り、二人がその部屋番を確認すると・・・

それは、紛れもなくA室からでした。

 

私が震えているのをみて、先輩は「はい、どうしました」と返答してくれました。

ガサ、ドン。

 

そんな音が聞こえ、ナースコールは切れたのです。

 

「いたずらかも?誰か忍び込んでやってるのかもしれないわ」

 

今度は先輩が見てくるといったのですが、私は怖くて一緒に行きますと二人で腕を組みながら見に行きました。

本来であれば、職務中に何をしてるんだよと、叩かれても仕方ありません。

 

しかし、今でも思い出すだけでも怖いんです。

結局部屋には誰もおらず、やはりナースコールの電源も切れたままでした。

 

その日は、2回のナースコールで終わりましたが、翌日もその翌日もナースコールは夜中に集中して何度も鳴りました。

結局何が原因かもわからず、今もナースコールは夜中になると鳴り、私はストレスから異動願いをだし、夜勤のない科へ異動しました。

 

B病院は、古い病院で、増築のため大きなフロア異動があったのです。

そしてもともとそのフロアには、小児科があったのでした。

 

現在は、小児科は新館に移動し、私たちの内科がそのフロアに移動したのです。

私は、どうしても事の真相を知りたくなり、小児科のナースに話を聞いてみました。

 

「まだ、ナースコール鳴るんですね」

 

そのナースは切なそうに言い、その部屋にいた男の子が長い闘病生活の末亡くなってしまったことを話してくれました。

もしかしたら、あれはその子が何かを伝えようとしていたのでしょうか・・・。

 

考察

今回は、本当に体験されたNさんのお話を忠実に書かせていただきました。

実際に、誰もいない病室からナースコールが鳴るという怪談話はよくありますが、あれ本当に結構な病院であるのだそうです。

 

今回のNさんが体験したお話の場合だと、長期に入院していた子供が、気づいて欲しい一心で、ナースコールを押し続けているのではないでしょうか?

自分がもう、亡くなっていることにも、気付かずに…

 

小児科のナースがどう対応していたのかも気になりますが、もしかしたら、みんなが移動してしまって寂しいという気持ちもあるのかもしれませんね。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は、Nさんが実際に体験された誰もいない部屋からナースコールが鳴るというお話について、考察も含め調べてみました!

 

実は、Nさんは私の元同僚でして、私も現在ナースをしているのですが、ナースコールにまつわる恐怖体験があるんですよね。

 

私も新人時代、長期入院されていた患者さんが亡くなるという経験をしました。

その方はいつも、ナースコールを何度も押す方でして、亡くなった途端それがなくなると、少しさみしい気もしていたんです。

 

しかし、1週間ほどたったある日を境に、その部屋からナースコールが鳴るようになったんです。

最初は怖くて、絶対その人の霊だと同僚たちもみんな怯えていたのですが、先輩ナースが、部屋に行ってくると言ったのです。

 

ちょっと怒っているようにも見えたので、

 

「怖いと言っている私たちに怒ったかな?」

 

と心配していました。

すると、

 

「うるさい!他の患者さんいるんだから夜中に鳴らしてんじゃないよ。早く成仏してください!!」

 

と文句言ってきたと先輩が私達に告げました。

その後は、ナースコールはピタッと鳴らなくなったのです…

 

やっぱり霊だったのかという反面、先輩の脅威の説教っぷりに恐怖を覚えました・・・