「勝ってうれしいはないちもんめ、負けてくやしいはないちもんめ」 小さい頃、一度はこの童謡を歌いながら、遊んだことがあるのではないでしょうか? 日本に古くから伝わる童謡には、怖い意味が隠されているという都市伝説があります。 […]

「勝ってうれしいはないちもんめ、負けてくやしいはないちもんめ」

小さい頃、一度はこの童謡を歌いながら、遊んだことがあるのではないでしょうか?

日本に古くから伝わる童謡には、怖い意味が隠されているという都市伝説があります。

この歌にももちろん、それはそれは恐ろしい意味が隠されていたんです。

 

童謡「はないちもんめ」に隠された生々しいお話をご紹介しましょう。

 

記事は下に続きます。

はないちもんめの怖い都市伝説

みなさんは童謡「はないちもんめ」と認識しているかと思いますが、実はこの歌を漢字に直すと「花一匁」という漢字表記になるのです。

この「花一匁」どういう意味だかわかりますか?

 

童謡の中に、買って嬉しい負けて悔しいなんて表現がありますので、賭け事かな?と思う方も多いでしょう。

実は「匁」というのは、重さを表す単位のこと。

 

一匁は3.75gです。

 

重さを表したのであれば、タイトルとして、いささか変ですよね?

実は江戸時代には、銀貨を表すという意味で使われていたのです。

 

当時は、お金の価値の変動が大きく、食べ物に対する一両と賃金に対する一両は、同じ一両でも大きく変わっていました。

そのため、一匁の価値を簡単に割り出すことはできないのですが、小判1両の60分の一の価値であるということは確かです。

 

では、小判1両を約13万と考えた時、一匁はいくらなのでしょうか。

 

小判1両=約13万円

一匁=約2100円

 

となります。

花は一匁つまり2100円程度ということを表していることになります。

 

この計算方法には、諸説ありますが、だいたい1250円〜2100円の間を表しているそうです。

花一輪の値段にしては、随分高いように思えますね。

 

しかし、ここで童謡を思い出してほしいのですが、このあと人の名前を指名して、

 

「よしこちゃんがほしい」

「相談しましょ」

「そうしましょ」

 

という展開になりますよね。

そう、ピンときた方も多いかもしれませんが、この花は植物の花を指しているのではなく、実は子供の値段を言っているという内容を含んだ歌なのです。

 

「はないちもんめ」は子供を売り買いする「人身売買」の歌。

これは、後世にこんなひどいことが、こんなにも簡単に行われていたのだと知らしめるために作られた歌と考えられているのです。

 

3.75gとは花一輪に該当する金額だろうが、あまり高くない金額で売り買いされていたのでは・・・と推測されます。

一方、人身売買をする側が、いとも簡単に子供が売れる様を表現した歌であるとも言われています。

 

花一匁の歌詞の意味を考察!

はないちもんめは、人身売買を歌った歌と考えられているだけではなく、本当の意味についてたくさんの推測がされています。

あなたは、どれが本当の花一匁だと思いますか?

 

はないちもんめはいじめの歌だった!?

現代でも度々話題になっている、はないちもんめはいじめの歌であるという問題。

要は、やはり人気のある子から先に選ばれていき、人気のない子は最後まで残ってしまう、もしくは選ばれもしないという結末になってしまうというのです。

 

これが、リアルに現実社会で子供達の間で行われていると思うと、都市伝説よりも恐怖と感じてしまいますが・・・。

 

人身売買とはないちもんめの関係性

冒頭でもお話したように、はないちもんめは人身売買の歌であることが高いのです。

 

「あの子がほしい」

「あの子じゃわからん」

 

という歌詞があるように、これには親が兄弟のうちどの子がほしいのかわからないから、具体的に名前を言えという意味が込められているのです。

昔から、よく比喩表現で「初潮」を迎えた女性のことを「花が咲いた」などと表現していたそうです。

 

この「花」は若い女性を指しているとも考えられ、年頃の娘を売り買いする歌ともとれるのです。

勝ってうれしいはないちもんめ、負けてくやしいはないちもんめの部分の勝つは勝負の勝ち負けではなく、

 

「買ってうれしいはないちもんめ、負けて悔しいはないちもんめ」

 

つまり、購入してうれしい、値引きさせられて悔しいという売り手と買い手の気持ちが表現されているのだというのです。

一匁つまり、現代で考えると2000円程度のお金で、人が売買されていた歌と考えると、楽しく歌っていた幼少期が恐ろしく感じてしまいます。

生贄を決める歌だった?

昔は、飢饉や天災などが起きると、神様や龍神様の怒りを買ったのだといい、生贄が用意されていました。

それも、だいたいは子供か若い女性がターゲットになっており、はないちもんめは、生贄を誰にするかを決める歌であったとも言われています。

 

村のためといって、両親は心ばかりのお金や食料を渡され、大事な子供を生贄に差し出すことになってしまうのです。

 

「勝ってうれしいはないちもんめ、負けて悔しいはないちもんめ」

 

これは、最終的にどの子を生贄にするか、親が勝負をした結果を表しているのではないかと言う説もあるのです。

両親の気持ちを考えると悲しい歌ですね。

 

未来人を呼び出す歌?

昔のこのような童謡には、歌だけではなく必ず振り付けのようなものがついていますよね。

例えば、かごめかごめは一人を囲んで周りをぐるぐる回る、はないちもんめは、数名でチームに分かれ、相手側の方に進みながら片足を軽くあげて、文言を言い合うといったように、誰が考えたのかわかりませんが、全国どの県でも歌詞は若干違っても、動作は同じです。

 

これは、実は宇宙人や未来人を召喚する呪文が含まれた歌という説があります。

昔からUFOの目撃談というのは多く、江戸時代の書物などにも確かにそのような物は描かれていることも多いのです。

 

確かにはないちもんめも、寸分狂わず動作は同じですが、歌は地方によって様々なので、この説の信ぴょう性は低いかもしれませんね。

未来人・宇宙人のみぞ知る。

まとめ

いかがでしたか?今回は童謡「はないちもんめ」の怖い意味についてご紹介しました。

はないちもんめは、

 

・人身売買の売り手と書いてを歌った歌

・いじめを生み出す歌

・生贄を決める歌

・未来人・宇宙人を呼び出す歌

 

という説がありました。

人身売買を歌った歌という説が濃厚ですが、これが本当だったら大人ではとてもじゃないですが、楽しくは歌えませんよね。

 

なんでも大人になってから知るほうがいいですよね。

だって歌った後に、もしかしたら自分が売られていくかもしれないのに・・・。