都市伝説【ドアを開けるな】について解説します。 恐怖の都市伝説の一つ友いわれているのが【ドアを開けるな】です。 形は違いますが、ドアに関する都市伝説・恐怖体験は数多く存在しています。 しかし、 […]
都市伝説【ドアを開けるな】について解説します。
恐怖の都市伝説の一つ友いわれているのが【ドアを開けるな】です。
形は違いますが、ドアに関する都市伝説・恐怖体験は数多く存在しています。
しかし、その中でもトップレベルに怖いお話と言えば、やはりこれですね。
あなたはこの状況になった時、ドアを開けずに助かることが出来るのでしょうか?
Contents
都市伝説【ドアを開けるな】
アパートの2階で、大学生のAという男性がひとり暮らしをしていました。
正月、バイトもなく家で暇だったこともあり、友人のBに電話をして、一緒にゲームをしようと誘ったのです。
時間は23時。
夜遅かったのですが、冬休みであり、Bも正月一人でいることに退屈していたこともあり、家に遊びに来ることになりました。
0時には家に来れる、とBから返事があり、人が来るからと部屋を片付けていたその時です。
ガンガンガンガン!!!
ドアがノックされました。
時間を見ると0時が近づいています。
「もう、こんな時間か~」
ちょっと早いな、などと思いながらドアの鍵を開けようとするA。
その間も、ドアはノックされ続けます。
ガンガンガンガンガンガン!!!!
寒いから早く入れてほしい、というのも分かるのですが、いくらなんでも強く叩きすぎです。
ボロアパートなこともあり、ドアがきしんでいるくらいです。
「足で蹴ってるのか?何を怒っているんだよ!」
とイライラしながら、鍵を開けようとしてドアに近づきます。
その時、普段はしないのですが、なんとなくどんな表情でドアを叩いているのか気になったAは、ドアののぞき穴からBの様子を覗き込みました。
・・・すると、
「あれ?変だな、誰も居ない?」
そう、のぞき穴から覗いた先には、誰の姿も映っていないのです。
変だな?と思い鍵を開けようとしたところで、携帯電話が鳴り始めました。
相手は、Bです。
「なんでドアの前にいるはずのBが電話してくるんだ?」
訳がわからないながらも、鍵にかけた手を引っ込め、着信に応じます。
すると、Bが明らかに焦った、というよりなにかに怯えたような声で
「いいか、A!絶対にそのドア、開けるなよ!!」
と叫ぶのです。
今までノックしていたはずのBからの突然の物言いに、Aは混乱します。
「はぁ?何言ってんだよ」
と生返事をするA。
それに対し、Bは叫びます。
「今、お前のアパートの階段を、女が四つん這いで駆け上がってお前の部屋の前まで行ったんだよ!!」
考察
Aのアパートのドアを叩いていたであろう女の正体は分かりません。
生霊か、アパートに取り憑く幽霊、あるいは別の恐ろしいなにか・・・
ただ、この手の都市伝説に共通しているのは、
ドアの前の存在は、自分ではドアを開けれない
ということです。
ドアや扉は、いわば生者の世界への入り口です。
そのため、
- すでに命を落としているもの
- この世の存在ではない怪異
といった存在は、自分たちではドアを開けることができないのです。
そのため、なんとかして私達生きている人間に、ドアを開けさせようとしているのです。
ちなみに、この【ドアを開けるな】は派生したお話がたくさんあり、中には
知り合いの声でドアを開けるように頼む
家族になりすまして、ドアを開けるよう促す
といった狡猾な存在も語られています。
その際に語られる理由も、
- 今荷物で手がふさがっていて開けれない
- お茶持ってきたから、開けて!
等、私達が本当に言いそうな理由を使い、ドアを開けさせようとしてくるのです。
ドアは、あなたの家の入口であると同時に、この世ならざる存在の住む世界との境界線でもあります。
その事をしっかり認識しておく必要があります。
もし、ドアを開けさせようとする声が聞こえたら、一度鍵を開けて外を眺め、様子を見るのがいいですね。
怪異にドアを開けるということは、あなた自身がその存在を招き入れたということ。
その時はもう、手遅れになってしまうのですから・・・
まとめ
今回は、都市伝説【ドアを開けるな】について見ていきました。
かなりメジャーな都市伝説のひとつなので、あなたも聞いたことがあるかと思います。
多少形は違えど、似たようなエピソードが多いこのお話。
それはつまり、それだけ多くの人が語り継ぐ、恐ろしいお話であるということです。
都市伝説を生み出すのは、時に私達自身です。
語り継ぎ、そこに恐怖の感情を持つからこそ、やがて都市伝説は実体を持ち、私達に襲いかかるのです。
この都市伝説・ドアを開けるなも、あなたのドアを開けることへの恐怖心を糧として、いつの日か実体化するかもしれません。
それでは、私は出掛けた奥さんが、どうやら玄関でドアを開けれず困っているようなので、ちょっとドアを開けに失礼します。
また、お会いしましょう。