青い指輪に関する都市伝説を紹介していきます。

 

指輪って、都市伝説が作られやすいんです。

結婚指輪を始め、様々な思いがこもっているだけに、怪異として現れやすいのかもしれません。

 

今回紹介する都市伝説【青い指輪】も、そんな恐ろしい思いがこもっていたようです…

 

都市伝説【青い指輪】

ある三人の大学生が近くに有名な心霊スポットとなっている廃屋があると聞きつけました。

彼らは、その噂を面白がり、

 

「今度の週末、そこで肝試しをしよう!」

 

ということに。

 

そして週末、噂の廃屋にやって来ました。

一人が早速、用意してきたビデオカメラで撮影をし始めます。

 

他の二人もそれに合わせ、レポーターの様にマイクを持つような仕草をしながら実況を始めました。

 

「こちらが噂の○○家です!」

 

「これから中の様子をレポートします!」

 

そんな事を言いながら、三人は廃屋に足を踏み入れます。

 

「ごめんくださ~い!」

 

「こんにちは~。お邪魔しま~す!」

 

そう言って玄関を抜けると、中の部屋をひとつひとつ探訪していきました。

 

人気な心霊スポットのわりに、中はあまり荒れていません。

まるで、誰かに手入れされているような雰囲気すら感じます。

 

「怖いから家の中まで入って来る人はそんなにいないのでしょうか?家の中は結構きれいです」

 

そんな事を言いつつ、どんどん奥に入っていきます。

そして最後の部屋に来た時、レポーター役の一人が床に落ちている一つの指輪を見つけました。

 

「なんと、こんな所に指輪があります!」

 

「本当だ!青い宝石の指輪です。これは綺麗ですね」

 

もう一人のリポーター役の学生が指輪を手に取り、それを見つめながら解説します。

 

宝石は、見ただけで分かるほど高価で、そして美しい宝石でした。

 

「これは、絶対高く売れる!!」

 

そう確信した三人は互いに顔を見合わせ、にんまりと笑うとその指輪をポケットに入れました。

 

ビデオから聞こえたのは・・・

期待していた怪奇現象は何もありませんでしたが、思ってもみなかった掘り出し物に三人とも気を良くして、

 

「お邪魔しました~」

 

「指輪ありがとうございました~」

 

と言いながら、上機嫌で廃屋を後にしました。

ポケットには、先ほど拾った美しい青い宝石の付いた指輪が光ります。

 

 

家に帰った三人は、すぐにビデオを見ようということになり、三人はその足で撮影役の学生のアパートへ。

そこで上映会となりました。

 

「さっきの指輪の宝石、本物だったら売り飛ばして三人でわけようぜ!」

 

とはしゃぎながら再生を始めます。

 

廃屋の前、映る二人。

映像を見ながらこの時はどうだった等と話す三人の前で、映像は流れていきます。

 

『ごめん下さ~い!』

 

『こんにちは~。お邪魔しま~す!』

 

 

『いらっしゃいませ』

 

 

笑いながら見ていた三人でしたが、突然入り込んでいる女性の声に言葉を止めました。

 

「今、なんか聞こえたか?」

 

「いや……気のせいだろ?」

 

そう言い合い、何度もそのシーンを繰り返しますが、その度に確かに『いらっしゃいませ』という言葉が聞こえます。

 

「嘘だろ……」

 

そんな呟きを口にする学生たちの前で、映像が流れ続けます。

 

『怖いから家の中まで入って来る人はそんなにいないのでしょうか?家の中は結構きれいです』

 

『ありがとうございます。嬉しいです』

 

『なんと、こんな所に指輪があります!』

 

『本当だ!青い宝石の指輪です。綺麗ですね』

 

 

『誉めて下さってありがとうございます。

その指輪我が家の家宝なんですよ。

絶対、持っていかないで下さいね』

 

 

学生たちの言葉に答えてくる声に、三人は震えが止まりません。

そして家を出る時……

 

『お邪魔しました~』

 

『指輪ありがとうございました~』

 

 

『ちょっと待て!』

 

 

それまでの嬉しそうな明るい女性の声とは違う、明らかに怒っている低い声。

三人は飛び上がり、互いに抱き付き合います。

 

その時、指輪を持っていた学生の電話が突然鳴り出しました。

 

「ヒィッ!!」

 

その学生は小さな悲鳴を上げると、震える手で電話に出る学生。

 

「○○ですが・・・どうして指輪を持っていったんですか?」

 

それは間違いなく、映像の中で聞こえてきていた女性の声です。

 

「うわ~!!」

 

学生が悲鳴をあげ、スマホを落とします。

そして、三人の耳に、はっきりと聞こえてきたのでした

 

 

「返してもらいに、今、そちらに伺いますね……」

 

 

考察

指輪を盗むという悪事を働いた学生たちに恐ろしい事が起こる・・・そんな青い指輪の話でした。

 

この話のポイントは、宝石がついた指輪を盗んでしまったという点です。

 

宝石は、今は装飾品として使われる事が多いですが、元は魔除け・お守りとして扱われていました。

今でも天然石はパワーストーンとしてよく売られています。

 

その中でも青い宝石の代表格のサファイアは最高のお守りとされ、ローマ法王を始め様々な枢機卿や司教たち聖職者、そして王族が身に着けていました。

 

イギリス王室のチャールズ皇太子がダイアナ妃に送ったのも、宝石の代表とも言えるダイヤではなくサファイアだったのも有名な話です。

また同じく青くて人気のあるラピスラズリも、古代エジプトで神秘なものとして扱われ、ツタンカーメンのマスクをはじめ様々なものに使われています。

 

お守りとは、外からエネルギーを蓄えて、持ち主に向かって発散します。

ですから、盗む等の醜い行動を起こせば、そのエネルギーを取り入れ持ち主に向かう呪いの道具になってしまうのです。

 

最高のお守りのサファイアは、別名

 

悪魔の貴重品

 

と言われているくらいですから……

 

現にこの都市伝説でも、盗みという負の行動を起こす前までは、相手(?)も友好的で指輪には何の恐怖もありませんでした。

 

あとひとつ。

それは「青」という色自体にあります。

 

青という色は古代より西洋・東洋共に色々な国で死者を連想させる色として、この世のものではないもの・あの世とつながる色という認識がありました。

 

中国の、あの世とこの世を結ぶ門であるとされる豊都鬼城の門も青ですし、日本の恐山の門の看板も青いですよね。

つまり青いという事は、それだけあの世からの介入が連想されやすいという事でもあるのです。

 

まとめ

今回は青い指輪を紹介してきました。

みなさんも神社やお寺でお守りを買ったり、パワーストーンを身に着けたり、宝石を誰かに送ったりする事があると思います。

 

それを手にする事は、決して安心だけをもたらすものではないという事が、わかっていただけたでしょうか?

 

不思議な力を身に着けたなら、その扱いには注意をしなければなりません。

負の気が入れば、それは途端にあなたに害するものになってしまいます。

 

では、自分の行いにだけ気を付けていれば大丈夫なのでしょうか?

もし誰かから悪意がこもった宝石を送られたら一体どうなるのか……

 

そういえば、5年ほど付き合った彼女と最近、別れたんですよ。

 

でも、ちょっとかわいらしいことを最後に言ってくれたんです。

 

「最後の思い出に、あなたへの思いを込めて、私の誕生石の指輪を送るわ」

 

と。

ちょっと、別れたのを後悔しちゃいましたね(;・∀・)

 

ピンポ~~ン!

 

あ、ちょうど今届いたみたいです!

彼女は9月生まれだから、誕生石は確か……

 

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