赤い部屋の都市伝説、聞いたことがありますか? 実はこの都市伝説、2つ存在しています。 一つは身の毛もよだつ恐怖が、そしてもう一つは現代ならではの恐ろしい都市伝説となっています。 2つの赤い部屋 […]
赤い部屋の都市伝説、聞いたことがありますか?
実はこの都市伝説、2つ存在しています。
一つは身の毛もよだつ恐怖が、そしてもう一つは現代ならではの恐ろしい都市伝説となっています。
2つの赤い部屋の怖い都市伝説、見ていきます。
都市伝説【赤い部屋】
晴れて東京の大学に進学が決まった地方出身の女子大生A美。
念願だった都会での一人暮らしが始まり、都内のマンションを借りて、新しい生活をはじめました。
穏やかな毎日を過ごす中、ある日、彼女は部屋の壁に小さな穴があいていることに気がつきました。
「何だろう?」
と思い覗き込むと、中は真っ赤です。
穴はどうやら、隣の部屋まで続いているようでした。
「隣の人が壁紙を赤くしているのかな?」
と思いつつ、やはり他人の生活は気になるもの。
いけないと思いながらも気になってしまい、 毎日穴をのぞき込みました。
ですが、来る日も来る日も、中は赤いままで、となりの人が動く様子もありません。
気になった女子大生は、マンションの大家さんに
「私のとなりの部屋の人はどんな方なんですか?」
と聞くと、大家さんは、
「あなたのとなりの部屋には、病気で目が真っ赤になってしまった人が住んでるんすよ」
と答えたのです。
彼女が覗いていたのは、隣の部屋の壁紙ではなく…
赤い部屋はウイルスサイト?
Kがインターネットを何気なく見ていると、突然音声とポップアップ広告が出てきました。
みなさんもインターネットを使ったことがあれば、このような光景は日常茶飯事のはず。
広告が出てきたら、特に見ずに消す。
本来ならそれで終わりですが、この世には、たった一つだけ、絶対に消してはいけない広告があるのです・・・。
その広告は赤い背景画面に、ちょうど真ん中部分に亀裂が入っており、その亀裂部から少しずつ文字が浮き上がってくるのです。
高校生のAさんは、ネットサーフィンをしていた時にこの広告に出会いました。
出てきたポップアップ広告には、
「あなたは好きですか?」
の文字が。
どうせ出会い系とかの広告だろうと消しても、またすぐ表示されるのです。
「しつこい広告だな」
と無視していたのですが、よく見ると、最初に表示され時と文言が少しずつ変わっているのです。
なんだろ?と思いよく見ていると、
「あなたは 赤 好きですか?」
「あなたは 赤い 好きですか?」
「あなたは 赤い部 好きですか?」
ずいぶん手の込んだ広告だなと眺めていると、その後も亀裂の部分から、文字が
溢れてきます。
「あなたは 赤い部屋 好きですか?」
「あなたは赤い部屋が好きですか?」
やっとまともな文章になったと思った瞬間、パソコンの画面全体に、大量の人の名前が写しだされていくのです。
何が起こったのかわからず、ただただ呆気にとられ見ていたKですが、ふと見ると、自分の友人の名前が記載されていることに気づきます。
「え、なんで自分の友人の名前が?」
どんどん浮かび上がる友人たちの名前。
そして最後には・・・K自身の名前も表示されたのです。
「なんで、俺の名前まで出るんだよ…」
怖くなったKは、急いでパソコンをシャットダウンしました。
その日は何事もなかったので、
「ただのコンピュータウイルスだったのかな?」
と思い込もうとしたK。
しかし翌日、名前が上がっていた友人のことがどうしても気になり、Kは彼の元を訪ねました。
そしてその友人は・・・血で赤く染まった部屋で、発見されたのです。
これを僕に話してくれたKは怯えながら、この話をした後に
「あいつの名前の次に出てきたのが、俺の名前だったんだ・・・」
と教えてくれました。
そしてその翌日、Kは、血に染まった赤い部屋にいました。
真っ赤に染まった体を横たえて・・・
考察
まず1つめの部屋に穴があいていた話ですが、こちらはとなりの部屋の住人の恐怖体験。
病気で目が真っ赤になっている人。
つまり、自分が穴から覗いていたのは、 壁紙ではなく、となりの住人の目だったということになりますね。
毎日覗いていたのは自分だけではなく、となりの人もだったというわけです。
ネットでは、
- 「大家さんが個人情報を教えるなんて!」
- 「マンションなのに穴って・・・」
- 「どんだけ壁薄いのよ」
など、ちょっと現代では現実味がないと評価されています。でも自分が気づかないところに穴があったら・・・
あなたの家も、隣の方から覗かれているのかもしれません。
そしてこのお話の怖いところは、隣人の正体を知ってしまった女子大生の結末がわからないというところです。
わからない、つまり伝える人がいなかった、女子大生の行方がわからなくなったとも考えられます。
部屋に住んだ人と赤い目の隣人のみしか知らない事実・・・
考えるだけでゾッとしますよね。
そして二つ目のお話は、現代社会っぽいお話で、パソコンで死の予告をされるというお話でした。
映画「リング」に登場する貞子もブラウン管のテレビからスマホ、ゲーム機など登場の幅をどんどん進化させていますが、「赤い部屋」は殺害予告とも取れますよね。
おばけではなく、その広告を見てしまった人の住んでいる場所を特定し、殺害しに行くというありえそうなお話です。
「赤い部屋」というタイトル。
これは、広告が真っ赤な背景ということともう一つ、名前を書かれていた人が、血で赤く染まった部屋で殺されてしまったということだったのです。
赤く染まるほど残忍な殺され方をしてしまったと捉えることもできますね・・・
でもこのお話は、全く知らない人が広告を送りつけているのでしょうか?
あるいは、赤い部屋の話を知っている人に向けた、ネットに住む怪異からの手紙、なのかもしれません。
まとめ
「赤い部屋」という都市伝説には、
- 赤い目の人がずっと自分の部屋を覗いていた
- 不吉なインターネット広告が表示された時には、それは殺害予告
という2つのストーリーがあるということをご紹介しました!
どちらのお話も怖いところは、自分が知らないところで、知らない人に監視されているということです。
そして逃れられない連鎖。
無差別に繰り広げられるこの連鎖が、あなたのすぐ隣まで来ているかもしれないということです。
今、この記事を書いている私のパソコンは、もうすぐポップアップ広告で埋め尽くされ、書けなくなりそうです。
そこに書かれているのは、私の名前と・・・あなたの名前でしたよ。