都市伝説・紫の鏡(ムラサキカガミ)について見ていきます。   あなたは、ムラサキカガミについて、その名前を耳にしたことはありますか? もし、忘れていて、この話で思い出してしまったら・・・大変なことになるかもしれ […]

都市伝説・紫の鏡(ムラサキカガミ)について見ていきます。

 

あなたは、ムラサキカガミについて、その名前を耳にしたことはありますか?

もし、忘れていて、この話で思い出してしまったら・・・大変なことになるかもしれません。

 

ムラサキカガミが都市伝説として今なお語り継がれる理由、恐怖とともに御覧ください。

 

記事は下に続きます。

都市伝説【紫の鏡(ムラサキカガミ)】

とある病院に、19歳の少女が病気で入院していました

彼女は、順調に体調も回復し、退院日は間近でした。

 

彼女は両親にもらった手鏡を、いつも大切にしていました。

身だしなみを整えるときは、常にこの鏡を使い、文字通り肌身離さず持っていたのです。

 

ずっと使い続けていたためボロボロでしたが、彼女にとって大切なものであることに変わりはありません。

 

そんなある日、彼女をお見舞いに来た友達が、彼女の古くなった手鏡を見て

 

「今どきこんなダサい手鏡持ってるの?」

 

と、馬鹿にされてします。

それで、突然持っていることが恥ずかしくなってしまい、彼女はその日の夜、大事にしていた手鏡を、紫の絵の具で塗りつぶしてしまいます。

 

しかし、後日

 

「なんであんなことをしてしまったのか・・・」

 

と後悔が芽生えた彼女は、すぐに鏡を洗って綺麗にしようとします。

 

しかし、紫の絵の具は一向に落ちる気配がありません。

何をしても鏡についた紫色は取れることがなかったのです。

 

そして、それ以降彼女の容態は急激に悪化。

20歳の誕生日直前に、とうとう帰らぬ人となってしまったのです・・・

 

大事な鏡を、汚してしまったことが、彼女の中でどれほどの後悔だったのでしょう。

最後の瞬間まで、彼女はこうつぶやいていたのです。

 

「紫の鏡、ムラサキカガミ・・・」

 

 

彼女の無念は、「紫の鏡」という言葉に宿るようになりました。

そして、この話を聞き、20歳まで忘れることが出来なかった人のもとに現れ・・・

 

命を、奪うのです。

 

もう一つのムラサキカガミの物語

まもなく成人式を迎えるT美は、用意した振袖を毎晩眺めながら、それを着る日を指折り数えてはとても楽しみにしていました。

けれど、その直前、彼女は交通事故に遭い亡くなってしまいます。

 

突然の事に悲しみに暮れた彼女の両親は、せめてT美が寂しくないようにと、ひつぎの中に彼女がいつも持ち歩き大切にしていた紫色の手鏡をそっと入れました。

通夜の時、それを見た同級生のM香は可笑しそうに言ったのです。

 

「T美、いつもそんなの持ち歩いてたの?だから鏡に魂を持って行かれたんじゃない」

 

と……

次の日、最期の別れをしようと両親がひつぎの中のT美を見ると、一緒に入れておいたはずの紫の手鏡がどこにもありません。

 

両親は慌てて探し始めますが、どこにも見当たりません。

そうこうしているうちに時間がきてしまい、T美はそのまま、火葬されてしまいました。

 

そして、T美が楽しみにしていた成人式の日がやって来ました。

色とりどりの衣装に身を包んだ同級生たちが次々と集まってくる中、いつまで経ってもM香だけが会場に現れません。

 

成人式も進んでいき、とうとう最後まで来なかったM香。

 

「M香、誰よりも成人式を楽しみにしていたはずなのに、なんで?」

 

何かおかしいと思った同級生たちは、式が終わった後で彼女の家に様子を見に行きました。

 

するとそこにM香の姿はなく、なぜか

 

T美のひつぎに入れられていたはずの紫色の手鏡

 

だけが落ちていたのです。

その後、M香の姿を見た人は誰もいませんでした。

 

ムラサキカガミの対処・対策方法

次に、ムラサキカガミの対処・対策方法について見ていきます!

知ってしまったら最後・・・ではないので、落ち着いて冷静に、この対処方法を使ってもらえればなと思います。

 

「ムラサキカガミ」をさっさと忘れる

1番確実ですね(笑)

20歳までムラサキノカガミの言葉を覚えていたからこそ、命を奪われてしまうのです。

 

では、どうすればいいか・・・

忘れてしまうべきなのです。

 

ムラサキカガミも、それにまつわる悲しいお話も、全て。

 

白水晶を持つ

白水晶は、古代より神聖な鉱石として知られています。

この石を持っておけば、ムラサキカガミの呪いにも打ち勝てると当時の少年少女たちの間で話題になっていました。

 

実際に、白水晶を肌身離さず持っておくことで、20歳を過ぎても呪いによって命を落とすことがなかったと証言している方も居ます。

 

「ピンクのカガミ」を覚えておく

ムラサキカガミの対処方法として言われている呪文があります。

それが

 

ピンクのカガミ

 

です。

この言葉を覚えておけば、ムラサキカガミの呪いに襲われるどころか、幸せになってしまうのです!

 

・・・なんともありがたい話ですが、果たして効果があるのんでしょうか?

 

まとめ

ムラサキカガミには上に書いてある他にもいくつかの逸話がありますが、共通しているのは

 

20歳までに忘れなかった者は、命を落としてしまう

 

という事ですね。

 

「なら簡単!忘れればいいんだ!」

 

と思いますよね。

でも残念ながら、人は「忘れよう、忘れよう!」とすればするほど、忘れられなくなってしまうものです。

 

またせっかく忘れても、成人式が近くなったら、ひょっとしたら思い出してしまうかも・・・

という不安。

 

そんな、自分の意志では防げない、何とかしようと思うほど逆に呪いから逃げられない、というところが、このムラサキカガミの怖い所です。

 

では、何故この話をしたかって?

それは、あなたにもムラサキカガミを覚えておいてほしいからです。

 

だって、私一人覚えているのでは、寂しいじゃないですか。

 

私は明日が誕生日・・・一足先に、あの世で待っています。

どうか私と、ムラサキカガミの事を、20歳まで忘れないで下さいね。