花子さんの、身の毛もよだつ都市伝説や怖い噂話、お聞き下さい。   あなたは、花子さんを知っていますか? 子供の時一度は耳にしたことがあるであろう恐ろしい都市伝説であり、幽霊でもある花子さん。   彼女 […]

花子さんの、身の毛もよだつ都市伝説や怖い噂話、お聞き下さい。

 

あなたは、花子さんを知っていますか?

子供の時一度は耳にしたことがあるであろう恐ろしい都市伝説であり、幽霊でもある花子さん。

 

彼女のモデルが居たことを、ご存知でしょうか?

今回は、そんな都市伝説【花子さん】について見ていきます。

 

記事は下に続きます。

花子さんの怖い都市伝説

放課後、委員会の活動で遅くなった少女は、帰る前にトイレに行くことにしました。

本当は家まで我慢しようとしたけど間に合いそうにありません。

 

「うぅ…。行きたくないけどもう限界!」

 

少女が学校のトイレに行きたくなかったのには理由があります。

学校のトイレには「花子さん」というおかっぱ頭に白い服、赤いスカートを着た女の子の幽霊が出ると噂されているからです。

 

少女は急いで近くの女子トイレに駆け込み、一番手前の個室に入りました。

 

「あ~良かった。間に合った。」

 

用を済ませて手を洗っていると、さっきまで空いていたはずの三番目の個室のドアが、いつの間にか閉まっていることに気が付きました。

 

「あれ?いつの間に誰か入ってきたんだろう」

 

トイレには鍵がされていて、間違いなく誰か入っています。

 

「もしかして、さっきまで委員会で一緒だったE子ちゃんかも?」

 

と思い、

 

コンコン

 

とノックします。

 

外はもうすっかり真っ暗。

さっきまで花子さんを怖がっていたこともあり、一人では少し帰り道が不安だったのです。

 

しかし、中から返答はありません。

 

「ねぇ。もしかして同じ委員会だったE子ちゃん?大丈夫?」

 

どんなにノックをしても、外から呼び掛けても、個室に入っている人は返答をしません。

いえ、それどころか、まるで人が入っている気配がしないのです・・・

 

もう、逃げられない

段々と怖くなってきた少女は、声をかけるのをあきらめて帰ることにしました。

 

ガチャガチャ、ガチャガチャ

 

「あれ?開かない。」

 

トイレの出口のドアに手をかけると、どうやら外からカギがかかっているようです。

 

「え!なんで!私まだ中にいるよ!開けてよ!」

 

扉をドンドンとたたいてみても、外から開けてくれる気配はありません。

トイレの中に閉じ込められてしまったみたいです。

 

ドンドンドンドン!!

 

「誰かー!開けてー!」

 

どんなに叫んでも誰も来てくれません。

どうしようかと途方に暮れていると、徐々にトイレの中には異様な空気が立ち込めて来はじめます。

 

そして、彼女は気づいてしまいます。

 

「…こんなに私が叫んでいるのに、個室の子、全く反応がない…。」

 

彼女は、個室の子の正体に心当たりがありました。

怖いけど、聞いておかないと、もしこれが事実なら・・・

 

意を決して、彼女は尋ねます。

 

「ねぇ、…もしかして、あなた…花子さん、…なの?」

 

少女がそう問いかけた瞬間、三番目のトイレの個室から

 

ドンドンドンドン!!

ドンドンドンドン!!!

 

「キャー―――――――――」

 

ものすごい勢いでたたかれ続ける個室のドアは今にも外れてしまいそうです。

 

ドンドンドンドン!!

ドンドンドンドン!!!

 

恐怖のあまりその場に泣き崩れてしまった少女。

そして・・・

 

カチャ…

 

ギィィィィイイ…

 

という音を耳にしました。

いつの間にか辺りは静まり返っています。

 

 

恐る恐るトイレの方に目をやった少女は

 

トイレの中にいたものと目があってしまいました。

 

おかっぱ頭で白い服、赤いスカートをはいた女の子の幽霊と…

 

花子さんの元ネタやモデルを探ると…

トイレの花子さんのお話は、とても定番ではありますけど怖いですね。

 

花子さんの元ネタやモデルを探ると、様々な噂が出てきました。

発祥はなんと1950年代で、その当時は「三番目の花子さん」と呼ばれていたようです。

 

花子さんの説は代表的なものが3つ存在しています。

 

  • 1つ目は「福島県の学校の図書館の窓から落ちて死んだ少女の霊」
  • 2つ目は「父親から激しい虐待を受けていた少女の霊」

 

1つ目と2つ目はそもそもトイレと関係がないのですが、一番有力とされているのが3番目の説。

 

「トイレに隠れていた変質者に殺された少女の霊」

 

です。

 

実は、この話は実在する事件から噂が立ち始めたのではないかと考えられています。

それが「鏡子ちゃん事件」です。

 

話は、1954年東京都文京区の小学校で、小学二年生の鏡子ちゃんが授業中「トイレに行く」と席を立った後行方不明になったことから始まります。

 

2時間経過しても戻らない鏡子ちゃんを心配して学校中を捜索。

捜索開始からすぐに、鏡子ちゃんは正面玄関横にあるトイレの中で見つかります。

 

・・・遺体となって、ですが。

鏡子ちゃんは口に下着を詰められ暴行された上、絞◯されていました。

 

当時、小学校は規制が緩く、誰でも出入りできることから、公衆便所の役割を果たしていました。

その日も、近所に住んでいた当時二十歳の男がこの小学校のトイレを利用していました。

 

そこに運悪く入ってきたのが鏡子ちゃんでした。

 

その後、男はすぐに逮捕されましたが、鏡子ちゃんは帰ってきません。

トイレの花子さんの話の発祥が1950年代ということですから、この話が有力視されるのも分かりますね。

 

考察

花子さんは、何故今尚学校のトイレに現れるのか・・・

それは、おそらく待っているのではないでしょうか。

 

自分と仲間になってくれる、少女を。

 

小学2年生、まだまだ幼かった鏡子ちゃんがモデルになって生まれた花子さん。

もし、彼女もまた、小学2年生と同じだとしたら、友達を欲しがり、ただ待っているのかもしれません。

 

そして、まだまだ、分別のつかない子供でもある花子さん。

どうして、自分がされたことを、他の人にすることが悪いと分かるのでしょうか?

 

彼女はただ、欲しているんです。

友達を、一緒に、あの世でお話できる、仲間を・・・

 

花子さんは、待っている…

 

あるいは、待っているのかもしれません。

自分を◯した男に、復讐するときを・・・

 

恨みは怨念になり、やがてその怨念は、幸せそうにしている同世代の女の子に向かいます。

 

「私も、本当な楽しく笑っているはずなのに。彼女たちと一緒なのに・・・」

 

羨ましいという気持ちは、やがて恨めしい気持ちに変わり、遂には殺意へと変化します。

都市伝説になり、今なお全国の小学校のトイレを渡り歩き、犯人の男を、自分の恨みを、怨念を晴らしてくれる相手を、待っている。

 

一生、晴れることのない気持ちを胸にして…

 

まとめ

都市伝説【花子さん、いかがだったでしょうか?

今や、様々な噂が混ざりあい、どれが本当のお話なのかは誰にも分かりません。

 

ただ、一つだけ言えることがあります。

それは、

 

花子さんの都市伝説が、今なお生きているということ。

 

それはつまり、彼女の呪いもまた、まだこの世を渡り歩いているということです。

 

学校のトイレには、くれぐれもご注意を。

特に、一人のときには・・・

 

 

 

そうそう、忘れていました。

 

花子さんは、怖がる人が大好きなんだそうですよ(^^)

自分の恨みが、恐怖に引きつる顔を見ると、少しは晴れるのかもしれませんね。

 

そして、都市伝説の広まりは、彼女に力を与えました。

今では、どこのトイレにも現れるようになったのです。

 

もし、この都市伝説を見て、怖くなったあなたは・・・くれぐれも、トイレにご注意を。