幽霊が見える人の怖い体験談を紹介します。 あなたがもし幽霊が見えるなら、気をつけてくださいね。 普段見えるのが普通だからといって、その存在を当たり前なんて思ってはいけないのです。 だって彼らは […]
幽霊が見える人の怖い体験談を紹介します。
あなたがもし幽霊が見えるなら、気をつけてくださいね。
普段見えるのが普通だからといって、その存在を当たり前なんて思ってはいけないのです。
だって彼らは狙っているのですから、いつだって自分のことが知覚できている、あなたのことを・・・
幽霊が見える人の家系
母親の家系には、「幽霊が見える人」が何人かいます。
祖母、叔母、従姉妹、私の妹などが、それに該当します。
そういう血筋なのでしょう。
私は怖い話は好きですが、好んで「見たい」とは思いません。
むしろ、
「その血を受け継がなくてよかった」
と、心から思っています。
彼らにとっては、命を持たない存在が「見える」ことが日常です。
叔母によると、
「普通に、そこらへんに存在している」
のだそうです。
祖父や叔母は、嫌な思いをすることも多かったようで、幽霊のことは滅多に話題にしませんでした。
見えない私たちが怖い話に興じていても、笑っているだけで話にも混ざりません。
むしろ、話の度がすぎれば叱られてしまいます。
「・・・日ごろ、どんなものが見えているのだろう」
と怖くなったものでした。
さて、従姉妹のRも「見える人」のひとりです。
しかし彼女の場合は、見えるというのに心霊スポットが大好きだったのです。
まだ若いから。好奇心のほうが勝ってしまうのでしょう。
怖がりの私からしたら、とても考えられません。
さて、そんなRが、好きだった心霊スポット通いを辞めるきっかけとなった出来事があります。
Rの体験した恐怖とは
ある年の8月。
帰省したRは、深夜に同級生たちと海へ向かったのです。
そこは地元では有名な、自殺の名所となっている断崖です。
全国的には心霊スポットとして有名ではありませんが、
「出る」
という噂が絶えない場所となっています。
もちろん従姉妹たちも、「夏だから心霊スポットめぐりをしよう!」としていたそうです。
駐車場で車から降り、断崖に向かって歩いていたとき、従姉妹には女性の人影が見えたそうです。
もちろん、深夜に女性が一人でいるような場所ではありません。
「これはまずいかもしれない」
と感じたそうです。
しかし話題にはせず、しばらくそこで過ごし、彼女たちは車に戻りました。
そして次に、そこから車で20分ほど離れた場所にある橋へと向かいました。
そこも自殺が多い場所として知られています。
すると、到着してすぐ、橋の欄干に、女性が立っているのが見えたそうです。
地面からの高さは100メートル以上ある場所です。
「生きてる人間ではないな」
と思いながら見ていたところ、連れの一人に異変が起きたのです。
「寒い。寒い」
震えながら、同級生の一人が、そう訴えたのだそうです。
そして、
「海に帰りたい」
と。
もちろん最初は、全員が冗談だと思ったのだそうです。
しかし、その同級生は次第に白目を剥いて暴れるようになり、
「海に帰る」
と繰り返したのです。
手が付けられない状態となったため、もちろんドライブは中止。
そして、その中の一人の家に移動したのです。
「海」と騒ぐ同級生は、無理やり車から降ろしました。
しかし暴れて手が付けられず、仕方なく同級生を縛り、彼らは寝ずに朝を待ったそうです。
翌日の朝。
その中の一人が知り合いだという、
「御祓い」
をしている人の家に彼女たちは向かいました。
すると、その人は、彼女たちを見るなり、
「おもしろ半分で、ああいう場所に行ってはいけない!
二度と行くな!」
と激怒したそうです。
御祓いが終わると、様子がおかしかった同級生も元通りに。
きっと、何かに取り憑かれていたのでしょう。
本人は、断崖についてから、御祓いが終わるまでの記憶がないとのこと。
もちろん、「海に帰りたい」と繰り返していたことも覚えていません。
断崖での人影と、欄干にいた人影が同じかは分かりません。
しかし、どちらも生きている人間ではないでしょう。
従姉妹は、そのときの経験が忘れられないようです。
その話を教えてくれたのも、一度きりです。
「何か新しい話はないのか」
と聞いたときに、渋々教えてくれたのでした。
それきり心霊スポットに行くのは辞めたようで、話題にのぼらなくなりました。
やはり、ふざけ半分で心霊スポットに行くのは避けたほうが良さそうです。
少なくとも彼女は、その御蔭で今も元気に生きているのですから・・・
まとめと感想
やっぱり、遊び半分で心霊スポットに足を運んではいけないですね。
遊びに行って思い出を持ち帰るなら良いですが、これは完全に、持ち帰ってはいけないものを持ち帰っているみたいですし・・・
ちなみに、幽霊は
見える人=自分のことを分かってくれる人
と認識し、ついてくることが多いそうです。
あなたは大丈夫ですか?
もし見えないなら、どうかそのままでいてくださいね。
それが一番、幸せです。
え、なんで分かるかって?
わかりますよ…
私も、あなたの右肩にいる霊と目があってしまったので、困っているところですから・・・