これは、生米が大好きだったお子さんと、そのお母さんのお話を投稿してくれたものです。   あなたは、生米が好きですか? もし食べているのなら、ご注意を。   え、お腹を壊すからかって? 違いますよ。 & […]

これは、生米が大好きだったお子さんと、そのお母さんのお話を投稿してくれたものです。

 

あなたは、生米が好きですか?

もし食べているのなら、ご注意を。

 

え、お腹を壊すからかって?

違いますよ。

 

あなたが食べられる穀の量が、決まっているからなんです。

 

記事は下に続きます。

食べられる穀

これは、私が生まれる前の話です。

 

私には、兄がいました。

いました、と過去形なのには訳があります。

 

なぜなら兄は、私が生まれる前に亡くなっているからです。

 

両親からは、よく、兄の話を聞かされました。

 

  • とても賢かったこと
  • おとなしかったこと
  • 可愛い子供であったこと

 

比較されているようで、子供心に、あまり良い気分はしませんでした。

今なら、なんとなく気持ちが分かる気もします。

 

反抗期もない、可愛いうちに命を落としたのですから。

その後悔は、言葉では尽くせないものでしょう。

 

数年しか生きなかった兄に関する話は、いろいろ聞きました。

 

その中に、ひとつだけ、今でも思い出すと怖くなるものがあります。

 

兄は生前、よく、生米を食べていたそうです。

 

当時は、今ほどおやつや食べ物は豊富ではありませんでした。

しかし食事が足りないというわけではなかったそうです。

 

それでもよく生米を食べるので、

 

「変わった子供だな」

 

と思っていたと聞いています。

 

病気の中には、異食症というものがあります。

そして生米を食べたくなる人の中には、

 

「鉄欠乏性貧血」

 

が原因だった、というケースもあるそうです。

 

でも兄は貧血だったわけではなかったのです。

健康だったと聞いています。

 

さて、ある日のこと。

 

母は、兄を連れて、温泉に行ったのだそうです。

いつもの通り入浴していたところ、母は視線に気付きました。

 

高齢の女性が、ずっと、母と兄を見ていたのです。

 

「なんだろう?」

 

と思いながらも、母は声をかけずにいました。

 

すると、しばらくして、その老婆が、母に向かって、

 

「人間は、一生のうちに食べる穀(ごく)が決まっている」

 

と言ったのだそうです。

 

そしてその老婆は、兄のことをじっと見て、何処か寂しそうな顔をして、そのまま去っていったそうです。

 

何のことを言っているか、母には理解ができませんでした。

 

「変わった人がいるなあ」

 

くらいにしか思わなかったそうです。

 

知らない人から突然そんなことを言われたら、誰でも戸惑うことでしょう。

 

その女性から言われたのは、それだけ。

 

気持ちが悪いな、と思ったものの、そのまま忘れていたそうです。

 

言葉の意味を知る瞬間

それから間もなくして、兄が亡くなったのです。

事故でした。

 

兄が亡くなってから、ふと母は、

 

「あの女性が言っていたのは、このことだったのか」

 

と思ったのだそうです。

 

もちろんおやつ程度に生米を食べる程度だったなら、大した量ではないでしょう。

 

しかし、それが兄の寿命に関与していたのかもしれないと思ったそうです。

 

あの女性には、兄が遠くなく命を落とすことが見えていたのではないだろうか、と。

 

もちろん真偽は分かりません。

 

この話を聞かされたのは、比較的大きくなってからです。

 

ふとした拍子に聞かされて、ぎくりとしました。

なぜなら私も小さいころ、よく、生米をぽりぽりと食べていたからです。

 

おなかがすいて食べていたわけではありません。

 

貧血だったとも思えません。

 

そして、おやつも他にあったはずです。

食事も十分でした。

 

でも、なんとなく、ときどき食べたくなったのです。

 

思いつくと無性に食べたくなって、米びつから、米を取っては食べていました。

 

ただし、これは両親がいないときだけです。

 

なんとなく

 

「良くないこと」

 

だという意識が働いていたのでしょう。

 

「一生のうちに食べられる穀が決まっている」

 

という言葉が、今でも忘れられません。

 

かといって、米などの炭水化物を抜くということはしていません。

 

私の「一生分の穀」がどのくらいか分からないからです。

 

とはいえ、母親の話を聞いてからは、生米を食べなくなりました。

 

そのあとも、無性に生米が食べたくなることがあったものです。

 

いま考えてみると、その女性は、

 

『もうすぐ寿命が来る』

 

というのを、兄や母に、遠回しに教えてくれていたようにも感じます。

 

それでも、食事のとき、ふと思い出して、

 

「私は一生のうちに食べられる穀はどのくらいなのだろう」

 

と怖くなるのです。

 

もし、彼女が言っていた「食べられる穀」を食べ終わった時、私はどうなるのか・・・

 

ご飯を食べるたび、今でも時折、頭を過るのです。

 

まとめ

今回は、視聴者の体験談についてお届けしていきました。

 

この老婆は、一体何が見えていたのでしょうか?

 

今回のお兄さんの不幸は、事故が原因であり、お米の食べ過ぎではありません。

 

しかし、彼女は生米とは別に、何かを感じ取っていたのではないでしょうか。

 

言葉を変えて、兄に迫っている不幸を告げてくれたようにも思えてきますね。

 

あなたの周りで、最近級に生米を食べるようになった方はいませんか?

もしいるなら、ご注意を。

 

だって、その方の一生分で食べる穀、もう食べ終わってしまうかも知れませんよ。