都市伝説【テケテケ】について、怖い噂を検証します。   テケテケ・・・怖いですよね。 下半身がない状態で襲ってくるなんて、それだけでもうホラー以外何物でもありません。   しかも、実はこのテケテケ、怪 […]

都市伝説【テケテケ】について、怖い噂を検証します。

 

テケテケ・・・怖いですよね。

下半身がない状態で襲ってくるなんて、それだけでもうホラー以外何物でもありません。

 

しかも、実はこのテケテケ、怪談の中でも上位の実力者であり、もし遭遇してしまったら、逃げることすら難しいです。

そこで今回は、テケテケの都市伝説についての考察や弱点・対処対策方法を解説します。

 

記事は下に続きます。

テケテケの怖い都市伝説

数年前の冬の日、北海道では雪が積もり始めていました。

学校が遅くなり家路を急いでいた女子高生の少女は、踏切の遮断機が下がり始めたのを遠くから確認しました。

 

「急がないと見たいテレビ始まっちゃう!」

 

遮断機をくぐって踏切を渡ろうとしたその時、買ったばかりの靴のひもが、線路の端に引っかかって取れなくなってしまいました。

急いで靴ひもを外そうとする少女に無情にも電車が迫り、次の瞬間!

 

キキィー!!!

 

響き渡るブレーキ音の後に訪れた、大きな衝撃。

少女は一瞬気を失っていたのです。

 

「私…、今…ひかれた?」

「でも…、生きてるみたい…良かった…助かったんだ…。」

 

事故にあってしまったことを理解し、周りを見渡す彼女は恐ろしいことに気付いてしまいます。

 

「あれ、あれ?…私の体、動かない。」

 

少女は電車と衝突した後、電車と線路の間で肢体が上下に引きちぎられていたのです。

 

「痛い、痛い…。私の足はどこ…」

「誰か。…助けて!」

 

少女に起きた事故は彼女に致命的な傷を負わせてはいましたが、どんなに痛くて絶望的でも、なかなか死ぬことはできません。

北海道の冬の寒さのせいで、彼女の血管は収縮し、血液が大量に流れ出るのを防いでいたのです。

 

彼女は想像を絶する痛みと恐怖、自分の身に起きた惨劇を前に、ただただ苦しむしかありません。

 

「…痛い。…誰か、助けて。…私このまま死んじゃうのかな。」

 

すると、少女をひいてしまった電車から一人の運転手が走ってくるのが見えました。

運転手は右手に懐中電灯を持ち、あたりを確認しているようです。

 

「う、うわぁぁぁぁあ」

 

運転手は上半身だけで生きながらえている少女を見るなり最後の力を振り絞り、声を上げました。

 

「…助けて、私、生きてるの死にたくない…助けを呼んで」

 

すぐに無線で助けを呼びましたが、運転手は少女に声をかけるでもなくすぐに電車に向かって走って行ってしまいます。

 

「ねぇ…待って。…助けて」

 

彼女の消え入りそうな小さな声は運転手には届きません。

電車から急いで戻ってきた運転手は、手に何か持っているようでした。

 

「かわいそうに。残念になぁ。」

 

そういいながら運転手は少女にブルーシートを覆いかぶせました。

 

「待って。ねぇ待ってよ。…私、まだ死んでない!…救急車を呼んでよ。」

 

少女がどんなに訴えても、ブルーシートに包まれた彼女の声はもう誰にも届くことはありませんでした。

 

「死んでない。私は…まだ死んでない。」

「私の…足はどこにやったの…」

「ねぇ…誰か私を助けてよ…」

「許さない…まだ、生きてるのに…。」

「許さない…。…ゆる…さ…ない…」

 

そうやって助けてくれなかった人を恨みながら死んでいった少女。

彼女は、死してなお、自分の下半身を探し続けています。

 

そしていつしか、下半身を探しながら、会う人々を襲うようになってしまいました。

肘と手を使い、匍匐(ほふく)前進のようにして移動する彼女からは

 

「テケテケ…テケテケ…」

 

という音が聞こえてくるそうです。

 

考察

電車にひかれて肢体を切断されてしまうなんて、想像したくもないほど恐ろしい事故ですね。

少女は事故の後も意識がしっかりとしていたことから、本気で助かると思い、何度も何度も助けを求めていたのかもしれません。

 

実際に調べてみても、北海道で踏切での肢体切断事故は起きていないので、この事故の話自体が都市伝説の可能性があります。

それでも、日本各地でテケテケの目撃情報が後を絶ちません。

 

テケテケの目撃現場は、踏切だけでなく、学校や職場、中には家にまで現れたという話もあります。

なぜ北海道の踏切で起きた事故の霊が、日本全国様々な場所に現れるのか。

 

その理由として考えられるのは、実はこの都市伝説は

 

「聞いたら呪われる系都市伝説」

 

だからなのです。

先ほどのテケテケ誕生秘話の後には続きがあり、

 

「この話を聞いた人は3日後にテケテケが現れます」

 

という呪いの言葉がついてくるのです。

 

また、

 

「テケテケから助かりたい人は、この話を10人以上に話してください」

 

というノルマまで課せられます…

 

こんな話を聞いてしまったら、怖くてすぐに他の人に話してしまいますよね。

そうやって。都市伝説【テケテケ】は、人から人へと語り継がれているのです。

 

ちなみに、テケテケに出くわしてしまった場合、どんなに速く走っても逃げ切ることはできません。

テケテケは時速100キロ以上もの速度で進み、簡単に車にも追い付いてしまうからです。

 

テケテケは出会った人の足や胴体を引きちぎり、自分と同じ目に合わせるまでは、しつこくどこまでも追い続けるのです。

そんなテケテケから、あなたは逃げきる自信がありますか?

 

テケテケの弱点は呪文?

それでは、テケテケの恐怖の都市伝説を聞き、呪いをかけられてしまった人は、テケテケに襲われるのをただただ待つしかないのでしょうか。

 

  • 友人に聞かせたくない
  • 話をしようにも、10人もそんな話を聞いてくれる友人は居ない!

 

といった方は、絶望的ですよね。

ですが、ご安心を。

 

実は、テケテケには弱点となる呪文があります。

それは

 

「地獄に落ちろ」

 

です。

 

テケテケはあまりの急な事故で命を落としてしまったことから、まだ自分が死んでしまったことに気付いていないのです。

彼女は自分が死んでいることにも気が付かずに、自分の足と、助けてくれなかった周りの人を探し続けているのかもしれません。

 

そんな彼女に「地獄に落ちろ」と声をかければ、彼女はようやく自分が死んでいることに気が付いて成仏してくれるのです。

 

踏切事故によって肢体を切断され、誰にも助けられることもなく死んでしまった少女に対して「地獄に落ちろ」・・・

なんとも衝撃的な呪文ですよね。

 

少々かわいそうではありますが、無差別でたくさんの人を襲い続けていたのであれば、テケテケが地獄に落とされるのも仕方がないことなのかもしれません。

 

テケテケの対処・対策方法

テケテケの呪文を知ることができても、安心することはできません。

都市伝説は日々変化しています。

 

もしかすると、テケテケも日本各地で「地獄に落ちろ」と言われすぎて、耐性がついているかもしれませんからね。

実際、この呪文が出回っているのに、今尚テケテケの都市伝が続いているのがその証拠です。

 

ここでは、テケテケに関する対処方法をいくつかご紹介します。

 

逃げているときに急に直角に曲がる!

テケテケは超高速移動で匍匐前進をしているため、直進しかできません。

走って逃げている途中で急に直角に曲がられると、体が追い付かずに通り過ぎてしまうのです。

 

テケテケに遭遇した時には、ぜひ曲がり角を直角に曲がりながら逃げてください。

 

テケテケは下が見えないからしゃがんで隠れる!

テケテケは、自分の足がなくなったことを受け入れたくないという思いがあります。

なので、自分の下半身より下は見ることができません。

 

テケテケは、ターゲットを探すときに、電信柱の上やふみきりの上で辺りを見渡していることが多いです。

そんな時はテケテケの真下に隠れてやり過ごしてください。

 

テケテケは自分の真下を覗くことはないので、テケテケの下にいれば、まず見つかることはないですね。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回はテケテケの都市伝説をご紹介しました。

 

テケテケは北海道で起きた悲惨な事故をもとに作られた恐怖の都市伝説なのかもしれません。

 

テケテケに遭遇した時は

 

  1. 直角に曲がりながら逃げる。
  2. テケテケの真下に入り込んで隠れる。
  3. 「地獄に落ちろ」と呪文を唱える。

 

で、なんとか切り抜けられそうです。

そんなテケテケ対処法が信用できない場合は、さらに友人10人にテケテケの都市伝説を無理やり聞かせるのも良いかもしれません。

 

まぁそんな私も、テケテケから逃れるためにこの記事を書いたんですけどね。

どうやらあなたが、10人目の読者のようです。