千と千尋の神隠しに登場する湯婆婆の正体、徹底的に掘り下げていきます!   実はいい人で、しかも魔法やかめはめ波が打てる!? 嘘か本当かわからないような情報も多い湯婆婆について、詳しく見てみましょう。 記事は下に […]

千と千尋の神隠しに登場する湯婆婆の正体、徹底的に掘り下げていきます!

 

実はいい人で、しかも魔法やかめはめ波が打てる!?

嘘か本当かわからないような情報も多い湯婆婆について、詳しく見てみましょう。

記事は下に続きます。

千と千尋の神隠し湯婆婆の正体考察!

ジブリ映画「千と千尋の神隠し」に欠かせない人物の1人である湯婆婆(ゆばーば)

湯婆婆は「油屋」を経営する女性で、名前を奪うことで人を支配します。

 

個性的な外見の湯婆婆の声を担当したのは、これまた個性的な女優である夏木マリさん

湯婆婆のイメージにぴったりの声を見事に演じていましたね!

 

欲深く、意地悪で、恐ろしいイメージの強い湯婆婆ですが、実はいい人なのでは?という説もあります。

今回はそんな湯婆婆について詳しく考察していきたいと思います。

 

湯婆婆の年齢は・・・

まずは年齢から。

湯婆婆なんて名前ですし、あの見た目からも「お婆さん」であることは間違いなさそうですが、スタジオジブリでは公式に湯婆婆の年齢は決めていません

 

ただ湯婆婆は、川の主(神)ということで恐らく結構年を取っているであろう「ハク」の師匠的な存在なので、70歳や80歳という現実的な年齢ではなさそうです。

魔法も使えますし、不思議な世界の住人ですから200歳、300歳でもおかしくはありませんよね!

 

そうなると今度は、坊のような小さな子供がいるのは違和感がありますが・・・

とにかく、年齢不詳なものの湯婆婆はものすごいお婆さんです。

実はいい人!?

湯婆婆は強欲できつい性格、恐ろしい魔法で人を支配するキャラクターなので、主人公千尋の敵のような存在というイメージを持っている人も多いでしょう。

実際、湯婆婆に奪われた名前を取り返さなければいけないわけですし・・・

 

しかし、「湯婆婆は実はいい人なんじゃない?」という意見も少なくありません。

その理由を考察してみましょう。

 

湯婆婆がいい人だと言われる理由①溢れる母性

言動が色々と恐ろしい湯婆婆ですが、唯一我が子である「坊」にだけはデレデレのメロメロです(笑)

 

甘やかしすぎだろ!と思う部分もありますが、本当に坊のことを愛しているんだなぁ、というのがひしひしと伝わってきますよね。

坊がいなくなった時はものすごく取り乱して怒り狂っていますし、湯婆婆の「母親」としての一面を見ると悪い人にはとうてい見えません。

 

湯婆婆がいい人だと言われる理由②経営者として有能

湯婆婆の仕事はお風呂屋さんである「油屋」のオーナーで、たくさんの従業員を取りまとめています。

 

ナチュラルに描かれているのでスルーしがちですが、湯婆婆はれっきとして「女社長」なのです。

そして「油屋」で働く人は衣食住が保障されており意外にもホワイト企業

 

更に、湯婆婆は従業員に厳しいものの自らも現場に立ってニコニコと接客をしています。

面倒なお客さんが暴れた時も湯婆婆自身がビシっと対応するというまさに「社長の鑑」。

 

やり手なだけでなく、お客さんや従業員の立場になって考えることができる素晴らしい人材なのです。

 

湯婆婆がいい人だと言われる理由③約束やルールに厳しい

湯婆婆は最終的に千尋との約束通り、千尋と両親を元の世界に帰らせてくれました。

 

そもそもですが、湯婆婆が千尋の両親を豚に変えたのは2人がお客様に出す料理を勝手に食べたから。

豚にするのはどうかとも思いますが、罰を与えられても仕方ないのではないかなという状況ではあります。

 

つまり湯婆婆は、ルールに厳しいのです。

でも他人にも厳しいルールを強いるだけでなく、自分も約束を守ったり「仕事が欲しい」と言われればイヤイヤでも与えたりできる、そういう人物なのだと思いました。

 

以上3つの理由を見ると、やはり湯婆婆は悪人ではない気がします。

とはいえはんこを盗んだりしていますから、完全なる善人という訳でもありません。

 

あと、特に優しくもないです。笑

湯婆婆は「ルールに従っていれば自分も約束を守りますよ」というスタンスは持っている感じなので、しっかり仕事をして良い距離感で付き合っていれば害がないくらいの人物なのではないでしょうか。

魔法も使えるから正体は魔女?

人を豚に変えたり、鳥のような姿で空を飛んだり、名前を奪って人を支配したり・・・

湯婆婆は色々な魔法を使うことができますよね。

 

湯婆婆は「油屋」の経営者でもありますが、その正体は魔女です。

ちなみに湯婆婆は双子で、姉である「銭婆(ぜにーば)」も魔女。

 

本編では穏やかで優しいイメージの方が強い銭婆ですが、実は湯婆婆より恐ろしいです。

魔力も、銭婆の方が上のようですよ。

 

湯婆婆はかめはめ波が打てる?

カオナシが「油屋」で暴走した際、湯婆婆は「お客様とて許せぬ!」とかっこいい台詞を言いながら手から球体の光を放出します。

セリフが違うだけで、あれは誰がどう見てもドラゴンボールで孫悟空が使用している技、「かめはめ波」です。笑

 

実はこのシーンの絵コンテにはちゃんと「ドラゴンボール風」と記されています。

ドラゴンボールで球体の光というと、やはりかめはめ波しかありませんよね!

 

ということで、湯婆婆がくり出したあの技は「かめはめ波」で間違いないでしょう。

攻撃魔法も使えるなんて、かなりレベルの高い魔女ですね。

 

湯婆婆のモデルになった人は・・・

個性的な容姿をしている湯婆婆ですが、モデルになった人物はいるのでしょうか?

噂では宮崎駿監督の従姉妹や友人が湯婆婆のモデルらしいですが、これはあくまでも噂にすぎず、実際のところはどうなのかわかっていません。

 

ちなみに、「湯婆婆」という名前は「湯湯婆」からきているそうですよ。

湯湯婆」ってなんだかわかりますか?

 

お風呂にいるお婆さんとかじゃありませんよ!笑

ゆたんぽ」のことです。

 

まとめ

今回は「千と千尋の神隠し」の湯婆婆について考察しました。

湯婆婆は「油屋」を経営する魔女で、詳しい年齢や、モデルとなった人物は不明です。

 

魔法の1つとしてかめはめ波を打つことができます。

恐ろしい魔女というイメージが強い湯婆婆は悪人のように思われがちですが、溢れんばかりの愛情で我が子に接する母親という一面も描かれています。

 

また、経営者としてはかなり有能で、「油屋」は現代ならば優良企業。

ルールや約束には厳しいものの、自分もきっちりと守っています。

 

悪役的ポジションの湯婆婆ですが、根っからの極悪人ではなさそうですね。

湯婆婆の「いい人エピソード」を見付けながら見るのも、本編を楽しむの1つの方法かもしれません。