ムーミンのニョロニョロの怖い正体について見ていきます。 謎の生物とされているニョロニョロ。 ムーミン達は不気味なおばけと言っていますが・・・たしかにそれも頷ける気味の悪さはありますね。 さて、 […]
ムーミンのニョロニョロの怖い正体について見ていきます。
謎の生物とされているニョロニョロ。
ムーミン達は不気味なおばけと言っていますが・・・たしかにそれも頷ける気味の悪さはありますね。
さて、そんなニョロニョロたちですが、実は怖い設定がいくつもあるのをご存知でしょうか?
今回は、ムーミン世界の中でも特に謎に包まれたニョロニョロの正体を見ていきます。
Contents
ムーミンのニョロニョロとは
現在もファンの多いムーミン。
ムーミンはカバ!・・・ではありませんよ!!
ムーミンはトロール、つまり妖精の一種なんですね。
そんなムーミンたちが、家族で島に旅に出かけた時、出会ったのが、白くて名前の通りにょろにょろした生き物「ニョロニョロ」です。
ムーミンが妖精の一種ということは、これも妖精とかファンタジー系の一種なのでしょうか?
それとも植物?
あー!ニョロニョロって一体何なんだ!
と気になった方も多いはず。
実はニョロニョロには、知ってはいけない恐ろしい事実が潜んでいたのです…
ニョロニョロの怖い正体
ニョロニョロの公式プロフィールを見てみると、
- 背丈は10センチ
- 目はあまりよくなく
- 嗅覚や聴覚はなく
- 口も聞くことができない
と記載がありました。
10センチほどの背丈の真ん中に、4本指の手があり、その小さな手でものを掴んだりできるそう。
ニョロニョロは、ムーミンやムーミンの仲間スナフキンに「おばけ」として扱われており、ムーミンたちもその実態は何なのかわからないんだそうです。
しかし、都市伝説の中には、ムーミン自体が核戦争の核爆発で放射能を浴びた動物で、ニョロニョロはその戦争で亡くなった人の霊という説があります。
彼らが人の前に姿を表すのは、弔ってほしいからとも言われています。
あるいは今も、彼らは待っているのかもしれませんね…
ニョロニョロは性別がない!?
ニョロニョロは、全身が真っ白で、ひょろっと縦に長く、小さく短い手が体の半分くらいのところについています。
ムーミン谷に住む人たちは、この謎の生物の話をすること自体が御法度とされており、生態系も謎に包まれたままです。
おばけとして扱われているため、性別がありません。
性別がないという部分も、かなりミステリアスな存在にさせるのかもしれませんね。
しゃべれないし聞こえない
ニョロニョロの生体は謎に包まれていますが、ニョロニョロは話すこともできなければ、聴覚もありません。
物語の中でムーミン一家が何度かニョロニョロに話しかけますが、一度も返答を得られたことはありません。
ニョロニョロは目はあるものの、口と思われる部分は描かれていないので、しゃべることができないんですね。
「じゃあ何で感じ取って、どうやってコミュニケーションをとっているんだ!!」
とツッコミたくなりますよね。
物語の中で、ニョロニョロは感じ取ることだけは素晴らしく敏感だとスナフキンが言っています。
というのも、スナフキンが言うことに理解を示しているのでは?と思われる描写があり、
実はテレパシーのようなものや電波で読み取っているのでは?
というように考えられています。
ニョロニョロは周りの空気感から何かを感じ取れる生き物なのですね。
種から生まれてくる
公式には、ニョロニョロに関する気になる記述がありました。
それは、ニョロニョロが何から生まれるのかということです。
実はニョロニョロ、夏至の前の日に種から発芽、孵化するんです。
種ということは、植物に近いのかもしれませんね。
実際「ムーミン谷の夏祭り」というお話の中で、スナフキンが公園で行動を制限されてしまった子供たちのために、ニョロニョロの種を撒き、発芽したニョロニョロたちが悪い人に放電することにより、子供たちを助けることができた。
参照:「ムーミン谷の夏祭り」
という記述があるのです。
このお話から推測すると、ニョロニョロは種からたった1日で生まれて育つということがわかりますよね。
動物に近い植物なのでしょうか・・・?
ニョロニョロは電気で動く?
先ほどの「ムーミン谷の夏祭り」にニョロニョロが放電とありましたが、実はニョロニョロの主食は「電気」なんです。
といっても、普通の電気を盗むのではなく、落雷を待つのだそう。
ニョロニョロは、奇数で船に乗り込み、夕立の前触れを感じ取ると、島に上陸し落雷を受けてお腹を満たしているんです。
ニョロニョロは自然界の電気を摂取して生きているんですね。
電気を食べるつまりは、電気を体に蓄えているということなので、触ると感電してしまうようです。
何もしなければ、ニョロニョロから攻撃することはありませんが、「楽しいムーミン一家」のお話の中で、スノークのお嬢さんが前髪を燃やされるなんて事件もありました。
ニョロニョロの名前に隠された秘密
そもそもムーミンは、スウェーデン生まれの作者による作品で、ニョロニョロって名前は、日本人ぽくて違和感がありますよね。
実は、ニョロニョロの本当の名前は「Hattifnatt(ハティフナット)」というんです。
なんだか難しい名前ですが、実はこの名前にはニョロニョロらしい由来があるんです!
ニョロニョロは、船を作り地平線を目指して旅をしています。
なんのために地平線を目指すのか、それは誰にも(本人たちにも?)分かっていません。
作者であるトーベ・ヤンソンさんによると、ニョロニョロは
「何かを思うことも感じることもなく、ただひたすらに地平線を目指し続ける永遠の放浪者」
と書かれています。
原作名である「Hattifnatt(ハティフナット)」は、スウェーデン語のhattaとfnattaを合わせた造語なんです。
- hattaの意味は「優柔普段で迷う」
- fnattaは「放浪する」
という意味をそれぞれ表す言葉なんだそうです。
優柔不断で、迷いながら放浪しているという意味なんですね!
でもなんだか、にょろっとしているから、ニョロニョロの方がしっくりくるな〜と感じるのは私だけでしょうか?(笑)
ニョロニョロは怖いですか?
ニョロニョロは怖いという質問に、ムーミン谷のキャラクターは、
- 「ニョロニョロは何かを考えたり、感じることができない生き物」
- 「確実に何かを感じ取っている」
という意見がありますが、実際ニョロニョロの正体は不明。
おばけではないか?という考察が濃厚ですが、
- 電気を蓄える
- 性別がない
- しゃべらないし聞こえない
- 種から生まれる
などなど、様々な特性は明らかになっているものの、結局現在に至るまで、その正体は多くの謎に包まれています。
先日友人から不思議な種をもらいましてね、たまたま夏至の前日に植えてみたら、でてきたんです、にょろっとした白いものが。
でも触らないようにしてくださいね、感電してしまうので。
感電すると、次はあなたがニョロニョロになってしまうかもしれませんよ。