くねくねの都市伝説、見ていきたいと思います。 あなたは、くねくねを見たことがありますか? ・・・いえ、見たことがあれば、今頃ここにはいないはず。 最恐の都市伝説として有名なくねくね。 今日は、 […]
くねくねの都市伝説、見ていきたいと思います。
あなたは、くねくねを見たことがありますか?
・・・いえ、見たことがあれば、今頃ここにはいないはず。
最恐の都市伝説として有名なくねくね。
今日は、その存在を徹底的に分析していきたいと思います。
どうか最後まで、怖がることのないようにお願いします。
Contents
都市伝説【くねくね】
小学校3年生の夏休み。
僕は父、母、兄と一緒に祖父母の家へ帰省していた。
祖父母の家には、毎年来ているが今年も空気がうまい!
普段住んでいる都会の空気とは比べ物にならない美味しさに、兄とそこらじゅうを駆け巡った。
虫取りや川遊びで疲れきったころ、僕たちは家の近くの木陰で休んでいた。
すると急に先ほどまでの気持ちの良い空気が嘘のように、生暖かい風が吹く。
ジトっとした風に不快感を覚えたのと同時に、兄が険しい顔をしているのに気が付いた。
「お兄ちゃんどうしたの?」
「…あれ。見えんか?」
兄が見ている方に目をやると、遠くの畑にカカシが立っていた。
「カカシやね」
「違う。もっと先。あの白いの。」
兄が指さす方向に目を凝らすと、確かに何かいる。
カカシの向こう、すごく遠くて分かりづらいが、白い何かが畑の向こうで揺らめいている。
「何あれ?」
ソレはくねくねと揺らめき、まるで畑の真ん中で踊っているように見えた。
「あ!分かった!あれ最新のカカシじゃない?動くカカシか、カカシに引っかかった布が風で動いてるんだ。」
僕は兄が自分の意見に納得してこの話を終わらせてくれるんじゃないかと期待した。
正直、もうあの白いくねくねとした物体を見続けているのが嫌だった。
でも、兄は完全にあの白い何かに心を奪われているようだった。
兄は急いで祖父母の家に駆け込み、持参していた双眼鏡を片手に戻ってきた。
「あれが何か確かめてやる」
兄はうきうきとした表情で双眼鏡に目を当てたまま顔を左右に振り、あの白い物体を探している。
と、動いていた兄の手が止まり一点を手中して眺め始めた。
「お兄ちゃん!何か見えた?やっぱりカカシだったでしょ?」
「・・・・。」
兄は双眼鏡を覗いたまま何も答えない。
「ねぇ!お兄ちゃん?何だったの?」
「・・・ほうがいい。」
「え?」
「…分からない方がいい。」
兄はそう言うと双眼鏡を落としソロソロと家に帰っていった。
ぼんやりとした表情、どこを見ているのかもわからない視線。
・・・双眼鏡を覗く前の兄とは、人が変わったようだった。
(…お兄ちゃんは何を見たんだろう。)
畑の方に目をやるとソレは相変わらずくねくねと揺らめいている。
兄が落としていった双眼鏡を拾い、僕はそれを目に近づけた。
(少しだけ。少しだけ覗いてから家に帰ろう。)
双眼鏡を目に当て、僕は畑にいるソレを探した。
しばらく首を振って双眼鏡がソレを捉えようとしたその時、
「見たらアカン!!!」
いつの間にか家から走ってきた祖父が、僕の持っていた双眼鏡を叩き落とした。
「見たんか!お前もアレを見たんか!?」
「いや、まだ…。」
僕がそう答えると祖父は「良かった良かった」と泣き崩れた。
そこから先はとてもあわただしく過ぎた。
村中の老人や親戚たちが集まり兄を見ては泣いたり叫んだり、僕の両親を怒鳴りつける者もいた。
兄はというと、双眼鏡であの白い何かを見てから人が変わってしまった。
どんなに僕が話しかけても、空を見つめ笑い続けている。
急にくねくねと踊りだしたり暴れたりした。
朝も夜も笑いながらくねくねと踊るその姿は、まるで畑にいたあいつのようだった。
兄はそのまま祖父母宅に預けられることになり、いまだに会うことは許されていない。
僕はたまに思い出す。
涙を流しながら笑い、くねくねと踊り続ける兄の姿を・・・
くねくねの正体は・・・
衝撃の怖さですね。
兄が見た白いくねくねと動く物体は一体何だったのでしょうか。
くねくねの正体に関する都市伝説をまとめてみました。
ここからは、どうか心してご覧ください。
ドッペルゲンガー説
くねくねの正体の都市伝説1つ目は、ドッペルゲンガー説です。
ドッペルゲンガーは「もう一人の自分」であり、遭遇してしまうと死ぬと言われていますね。
遠くでくねくねと動いている物体を間近で見た時、もしもそれが自分だったとしたら・・・。
充分に人を狂わせるほどの恐怖ではないでしょうか。
もしも私が双眼鏡を覗いたときに、自分がくねくねと踊っているのを発見したらと思うとぞっとします。
カカシだという話も
くねくねの正体の都市伝説2つ目は、カカシ説です。
数十年前の日本には、働きに出ない怠け者や障害のある子を木に縛り付け、畑に立たせて生きたカカシにするという風習がありました。
貧しい家では働き手にならない家族には食べさせることができません。
そのため、口減らしの一種として生きカカシを作っていたのかもしれません。
カカシにされた者は虫やカラスから身を守ろうと、体をくねくねとよじらせていたと言います。
「畑に一人で立ち、くねくねと体をよじらせていた」
これだけでくねくねの発生元と言ってもおかしくはありませんね。
くねくねの正体は障害者だった?
畑で長い間くねくねと踊り続ける。
もしかすると、それは脳や知能に何らかの障害がある人だったのかもしれません。
それは幽霊でも妖怪でもなくちゃんと存在している人間。
それでも楽しそうに永遠に踊り続ける姿を見たものは、気を病んでしまったのかもしれません。
人間は、他人に恐ろしい目に合わされた時、心を守るため、その人と同じ動きをするそうです。
くねくねと同じ動きをした兄もまた、自分の心を壊さないよう、己自身をくねくねと化し、守ろうとしたのかもしれません。
案外、巷で広がる噂には尾ひれがついて広がって行きます。
どこでどんな話がどのように広がって噂となっていくのかは、誰にも突き止めることはできませんからね。
くねくねの目撃場所を調査!
出会うと、知能衰退や記憶障害を引き起こすとされるくねくね。
そんなくねくねには、出来るだけ出会いたくないですよね。
あなたの安全を確保するためにも、くねくねの様々な目撃場所を調査してみました!
畑で目撃されることが多い
くねくねの目撃場所で一番多いのは、何と言っても畑です。
くねくねに関する恐怖体験はほどんどが
「遠くに見える白いくねくねした物体を目視で認識、その後見た人がおかしくなってしまう」
というもの。
ほとんどの恐怖体験から分かるように、くねくねはまず遠くに出現します。
その後、
- 少しずつ近づいてくる
- 双眼鏡で覗いてしまう
等様々なケースに発展しますが、最初はどの話も、はるか遠くから現れます。
畑があるのは大体が都会よりは田舎なので、田舎に住みつく何者なのか、はたまた広い場所であればどこにでも現れる何者か・・・
詳細は未だ不明のままです。
くねくねを海辺で見たとの発見情報!
くねくねの目撃情報は、実は畑だけではないんです。
海の目撃情報で有名な話をご紹介します。
修学旅行でホテルに宿泊した男子学生。
その子は旅行中、体調を崩してしまい、みんなが観光を楽しむ中一人ホテルの部屋で休んでいた。
ベッドで横になっていると「コンコン」と誰かが窓をノックする。
窓の外を見るが誰もいない。
「そりゃそうだ。ここは10階、聞き間違えに決まってる・・・」
またベッドに横になって目を閉じるが、「コンコン」。
今度は聞き間違えじゃない。
確かに聞こえた。
気になって窓の方まで歩いて行くと、10階からキレイな海が見渡せた。
すると、水平線の向こうから、こちらの窓に1本の白い物体が伸びているのに気が付いた。
驚き部屋から逃げ出そうとする学生に、その白いくねくねと動く物体が襲い掛かる。
恐怖のあまり気絶した学生が目を覚ますと、そこはベッドの上だった。
「なんだ夢か。」
と安心して体を起こすと、学生の腕には白いくねくねとした物体がまとわりついていた。
というお話です。
こちらも有名な話ではありますが、畑の話とは少し違う気もしますね。
畑の「くねくね」が見ただけで狂わせるのに対し、海で見た「くねくね」は実際に襲い掛かってきています。
しかし、「白いくねくねした何か」といった正体不明・白いという特徴は同じなのかもしれません。
意外にもくねくねは市街地にも現れる!
これまでのくねくねの目撃情報は地平線や水平線など、広く見渡せる場所が多かったですよね。
ところが、くねくねの話が有名になるにつれて
「私もくねくねを見た」
「こんなところでくねくねに遭遇した」
といった目撃情報が増えるようになってきました。
実際に、くねくねが市街地に現れたケースから紹介します。
女性が歩いていると、毎日同じ男性とすれ違い、不審に思うようになる。
気になって男性の後をつけると、彼は近くの公園へと入っていった。
物陰から男性を見ていると、男性の周囲にどこからか湧いてきた、青く光る物体が絡まり始める。
その物体が男性を包み始めたと同時に、男性はくねくねと動き出した。
女性はその後気を失い、病院のベッドで目を覚ます。
しかし、日に日に記憶障害や知能低下を起こしていき・・・
くねくねとしたナニカを見た後に、知能低下や記憶障害を起こすといった内容はどの話にも共通しているようですね。
建物内部にもくねくねが出現!
続いて、建物内部に現れたケースをご紹介します。
建物内部のくねくねの発見情報は、なぜか立体駐車場での話が多いようです。
男性がショッピングモールの駐車場に車を止めると、後部座席から何やらゴソゴソと音が聞こえてくる。
気になった男性が後部座席を確認すると、小さな小人が笑いながら暴れている。
驚いた男性が「ヒッ」と声を上げると
「見たな!みたな!ミタナ!」
と怒鳴り声を上げながら緑色の糸で男性に襲い掛かってきた。
目覚めた時、男性は意識障害を起こしていた。
こちらも少しくねくねの話とは違う気がしますが、「糸」や「意識障害」に関しては同じようです。
くねくねの対処法3選!
それでは実際にくねくねに遭遇してしまった時、一体どのような対処をすれば良いのでしょうか。
対処法を3つご紹介します。
くねくねに決して近づかない!
これまでのくねくねの話からも分かるように、くねくねは近づいたり間近で見ることさえしなければ基本無害です。
逆にくねくねを凝視してしまったり、その正体を認識してしまった瞬間、精神に異常をきたしたり知能低下を起こしてしまいます。
畑や地平線の先にくねくねと動く物体がいたら、絶対に近づかないようにしてください!
できればすぐに忘れてしまいましょう。
目をそらすのも有効
くねくねは、遠くにいても双眼鏡や目を凝らして認識してしまうことで害をもたらします。
遠くにくねくねと動く物体があったら絶対に目をそらして下さい。
凝視、つまりじっと見なければ、害はありません。
ただ、最初にお伝えした兄のように、一瞬でも目に入ってしまう時になって仕方なくなります。
我慢して、すぐに忘れていただければと思います。
そして何より、双眼鏡は絶対に覗かないことが大切ですね。
近くの建物に避難する
くねくねの対処法3つ目は、近くの建物に避難することです。
立体駐車場やホテルの窓にも出現したことから、逃げても無駄と考えるかもしれません。
しかし、くねくねを認識しないようにすれば回避することは可能です。
まずはくねくねを遠くに発見したら近づかず、近くの建物に逃げるようにしましょう。
今までのくねくねの話からも、一人でいるときに遭遇することが多いので、人ごみの中に逃げるのも有効な対処法ですね。
くねくねは危険!気をつけろ!
いかがでしたか?
今回は都市伝説「くねくね」の話をご紹介しました。
驚かされたり、ついてくるなどの怖い話とは違い、くねくねは「記憶障害」や「知能低下」を引き起こします。
そんなものが身近にウヨウヨしているなんてとても怖いですよね。
くねくねに遭遇したら
- 近づかない!
- 目をそらす!
- 建物に逃げる!
という行動をとるのが得策です!
そんな私も今、パソコンから目を離せなくなっています。
先ほどから目の端にチラチラと動いているものが見えているんです。
それは白い何かで、体をくねくねとよじらせているようです。
怖くて先ほどからずっと、そちらに顔をやることができないでいます。
この白い物体は、どうしたらどこかへ消えてくれるんでしょうか・・・。
真面目な考察草生える
匿名様
ありがとうございます。
本当にあった怖い話を、本気で考察していきます!