ガンダムの都市伝説・・・気になります。   ガンダムと言えば、今や日本を飛び出し世界に誇るロボットアニメです。 いえ、もはやロボットアニメというカテゴリにくくりつけること自体、間違っているのかもしれません。 & […]

ガンダムの都市伝説・・・気になります。

 

ガンダムと言えば、今や日本を飛び出し世界に誇るロボットアニメです。

いえ、もはやロボットアニメというカテゴリにくくりつけること自体、間違っているのかもしれません。

 

この記事では、そんな世代も国も関係なく人々から愛される作品・ガンダムの都市伝説について、徹底考察していきます。

 

記事は下に続きます。

ガンダムの都市伝説・トリビアまとめ!

ガンダムの都市伝説、トリビアについて見ていきます!

 

あなたが知っているあの名言も、実は台本にはなかったとしたら、びっくりしませんか?

知られざるガンダム豆知識、見ていきましょう!

 

シャアの名言は台本にはなかった!

アニメの声のキャスティングは、大抵オーディションによって決まります。

機動戦士ガンダムも、オーディションによりキャスティングが決まりました。

 

主役・アムロもオーディションが行われたそうなのですが、なんとそのアムロの声のオーディションを受けた声優さんの中に、シャアの声優・池田秀一さんがいたとの事です。

 

そして、最初はアムロ役のオーディションを受けるつもりだったけれど、オーディションの現場でシャアのキャラクターデザインを見て、「シャアをやりたい」と言い急遽シャア役のオーディションになりました。

 

けれど、アムロのオーディションの現場ですから、オーディション用のアムロの台詞は用意してありましたが、シャア用の台詞は用意してありませんでした。

すると池田さんがその場で、シャアならこう言うだろうとシャアの名台詞を口にしたのだそうです。

 

ガンダムが喋った!?

ただ単にアムロが一方的に操縦しているだけに見えるガンダム。

しかし、ガンダム側からも音声でアムロにアプローチする事もあります。

 

滅多にないシーンですが、18話『灼熱のアッザム・リーダー』で、ホワイトベースから家出中のアムロがジオンの採掘基地を見つけて単独で奇襲をかけるところで喋るガンダムが見られます。

 

マ・クベの開発した特殊な磁場により動けなくされたガンダムが、コックピットにいるアムロに現状を音声で伝えます。

ガンダムの声を聞きたい人は、ぜひ18話を見てみて下さい。

 

【ガンダム】の名前の由来

ガンダムの企画が立った当初、少年少女を主人公とした『フリーダムファイター』という名前でした。

 

その当時はロボットが登場する予定ではなかったようですが、その後ロボットが出てくるものとなり題も『ガンボーイ』となりました。

 

けれど『ガンボーイ』そのままでは商標的にまずく、また

 

押しが足らない!!

 

という事で当時流行っていたアメリカ映画の『コンボイ』をもじり『ガンボイ』となり、更に当時流行っていたCMの「う~ん、マンダム」という単語の語呂の良さからフリーダムのダムをとって『ガンダム』になったようです。

 

しかし、フリーダムのダムでは『DOM』となってしまいますが、水をせき止める『DAM』の役割から転じて銃(ガン)を止めるという意味で『DAM』に変更し、綴りが『GUNDAM』となったそうです。

 

打ち切りの憂いにあった初代ガンダム…

今でこそ不朽の名作、日本を代表するアニメの『ガンダム』ですが、この最初の放送の時は平均視聴率が5.3%しかありませんでした。

 

これまでロボットのアニメは小学生をメインターゲットとしたものでしたが、ガンダムは中学生以上の視聴者を想定しており視聴率が取れなかった事。

そして当時のスポンサーも、小学生をターゲットとした玩具を出していた為に売れ行きが悪かった事。

 

この二つの事からスポンサーであるクローバーから何度かのテコ入れ要望があった後、打ち切りを宣告されたのです。

けれど、

 

  • 打ち切り前に出した玩具が売れた事
  • アニメ誌で根強く取り上げられた
  • 口コミで中高生に徐々に人気が広がっていき再放送要請嘆願署名が行われるようになった

 

などの背景もあり、二度・三度と再放送が繰り返され、劇場版も作られるようになり、押しも押されぬ人気アニメになっていったのです。

 

ガンダムの舞台は太平洋戦争だった!?

1979年47日から始まり、1980126日、第43話『脱出』をもって最終回を迎えた機動戦士ガンダム。

 

中高生を中心に人気を博したガンダムですが、この一年戦争は太平洋戦争を模したものではないかという話があるのです。

 

まず、開戦のきっかけとなったジオン軍によるブリティッシュ作戦が、アメリカ軍に奇襲をかけた日本の真珠湾攻撃と似ている事があげられます。

 

また、最初に高性能の戦闘機・零戦を開発し優位に立っていたのに、後にアメリカ軍がB29を開発し、圧倒的数の差で形勢逆転し不利になっていくのが、先にモビルスーツを開発し優位に立っていたのに連邦軍がガンダムを開発し、数の差で不利になっていくジオン軍と重なります。

 

しかし、太平洋戦争ではあった本土決戦がないという点があるので、そこまで似ているという訳ではないという意見もあります。

 

けれどガンダムが打ち切りを言い渡される前の構想が書かれたトミノメモによると、最初に予定していた最終回は「ジオン殲滅」というタイトルでジオンの本土にホワイトベースら連邦の戦艦が上陸する予定でしたので、一年戦争は本当に太平洋戦争をモチーフにしたものなのかもしれません。

 

ただ、ブリティッシュ作戦で行われたコロニー落としは、禁断の手段という意味ではアメリカの原子爆弾投下と似ている気がしますね。

 

赤い彗星はピンクだった

ガンダムで屈指の人気を誇るキャラクター、シャア・アズナブル。

 

主人公たちより少し大人でクールな二枚目。

また二つ名を持っている程に強い軍の英雄。

 

それだけでもう人気が出るのもわかります。

 

そしてその二つ名『赤い彗星』というのがまたカッコいい。

シャア専用の赤いモビルスーツを見た者は、ジオン軍なら希望を見て、連邦軍であれば恐怖する。

 

そんなシャアの乗っているモビルスーツの赤い色なのですが、実際に見て、「赤」と思う人は少ないのではないでしょうか?

 

サイド7の外で最初に現れたザクは、どう見ても赤というよりはピンクです。

作中で

 

  • 「赤い彗星」
  • 「赤いシャア専用ザク」

 

と言っていますから、視聴者も赤と言っていますが、やはりピンクです。

 

実は、これには訳があるのです。

 

ガンダムが放送されていた頃のアニメは、今のようにパソコンで作るものではなく、セル画と呼ばれる透明なシートに線画を描き、そこにアニメカラーと呼ばれる専用塗料で色を塗ったものにより作られていました。

 

今とは色々違いますが、大きく違う事のひとつにパソコンで色を指定すれば同じ色が無限に使える今と違い、アニメカラーの在庫という存在があります。

 

そして当時、サンライズには大量のピンクのアニメカラーの在庫があったそうです。

なのでその大量のピンクのアニメカラーを消費する為に、連邦軍の女性の制服をピンクにし、爆発の色もピンクにし、シャア専用ザクもピンクにしてしまったという訳です。

 

ガンダムは都市伝説も面白い!

ガンダムの都市伝説を色々とみてきました。

40年という時を経ても、未だ人気が衰えないガンダムなだけあって、隠れた小ネタもどれも興味深いものばかりです。

 

今回はファーストガンダムに絞って話を集めてみましたが、他のシリーズにもたくさんの都市伝説があるのでそちらも調べてみると面白いかもしれません。