彼方のアストラのクローンの伏線について徹底的に見ていきます!   彼方のアストラは1巻~5巻の短い巻数で纏められている漫画ですが、その中に綿密に練られた伏線が盛り込まれています。   特に驚いたのは、 […]

彼方のアストラのクローンの伏線について徹底的に見ていきます!

 

彼方のアストラは1巻~5巻の短い巻数で纏められている漫画ですが、その中に綿密に練られた伏線が盛り込まれています。

 

特に驚いたのは、クローンに関する伏線ですね。

 

一体どういった部分でクローンに関する伏線が見られたのか、詳しく考察します。

 

記事は下に続きます。

彼方のアストラクローン伏線一覧!

カナタ達は、何者かの陰謀により、意図的に集められた者同士でした。

 

そして皆が持つ「ある共通点」が原因で、殺処分されるために集められました。

 

その共通点こそが、全員クローンとして作られた存在だったということ。

 

この物語における非常に重要な局面です。

 

クローンとは、ある人間のコピーとして、人造的に作られた存在。

コピーなので、遺伝子構造はオリジナルとなる人間と同じものを持ちます。

 

カナタ達がクローンとして作られたのには、ある目的がありました。

 

オリジナルである彼らの親たちは、自らの記憶をクローンに移植し、乗っ取ろうと考えていました。

 

老いてゆく自らの肉体を放棄し、クローンに人格を移して若返りを図っていたのです。

 

しかし、ゲノム管理法の制定とともに、クローン製造は大罪となります。

 

事実の隠ぺいを図った親たちは、ワームホールを使って、カナタ達を遠い宇宙空間に放り出してしまおうとしたのです。

 

実は、クローンに関する伏線は、作中のいたるところに散りばめられています。

 

何気なく読み進めた部分がまさかの伏線、なんてことがザラにあります。

 

そして、それらは大きく以下2つの項目に分けることが可能です。

 

  • アストラ号メンバーの持つ知識や能力
  • アストラ号メンバーのその家族との関係

 

それぞれ、詳しく見ていきます。

 

アストラ号メンバーの持つ知識や能力

まず最初に、メンバーの持つ知識や能力についてみていきましょう。

 

元の星に戻るためには、途中いくつかの惑星に立ち寄り、水や食糧を確保しながらでなければ進めません。

 

しかし立ち寄るのは未知の惑星、いつ何が起こるかわからない状況。

 

カナタ達は生きて帰るため、それぞれの持つ知識や能力を発揮して、困難な局面を乗り越えていきます。

 

もともとカナタは陸上十種競技の選手だったため、運動能力に長けていました。

 

カナタはその驚異的な身体能力を生かして、動植物の採取やメンバーの救助に当たります。

 

ザックはIQ200の頭脳の持ち主で科学者志望のため、理系知識のスペシャリスト。

 

アストラ号の操縦をはじめ、船全体のメンテナンスを担当。

現地動植物の可食判定ガジェットを作ったりもします。

 

キトリーは母親の病院を継ぐ者として育ってきたことから、医学知識を活かしてキノコ毒の応急処置をしたりします。

 

こうした知識や能力を身につけた背景をひも解くことで、これらがクローンに関する伏線であることが見えてきます。

 

背景とは、彼らの親の職業のこと。

 

カナタの父親は、かつてアスリートとして活躍していました。

ザックの父親も記憶移植に関する研究者、キトリーの母親も医師です。

 

仮にカナタ達が親のクローンならば、持っている遺伝子も同じなため、親と同じ分野を得意とするのは不自然ではないでしょう。

 

それに加え、彼らは記憶移植した後を考え、あらかじめカナタ達に必要な知識や能力を教え込んでいたのです。

 

未知の惑星で直面する困難に立ち向かうため、メンバーはそれぞれの知識や能力をフル活用します。

 

彼らがサバイバルしている描写が、そのままクローンに関する伏線となっているんです。

 

アストラ号メンバーのその家族との関係

そして、メンバーとその家族との関係についてです。

 

サバイバルの旅を通じて、閉ざしていた心を開くようになったメンバーたち。

次第に、各メンバーの持つ背景事情が少しづつ明らかになっていきます。

 

すると、実に奇妙な共通点が明らかになります。

 

アストラ号メンバーはみな片親だったり、あるいは親と血がつながっていないのです。

 

ルカはマルコ・エスポジト上院議員の養子だったり、シャルスは貴族出身だが家を出て親戚の養子縁組を受けています。

 

また、キトリーとフニシアは一見本物の姉妹ですが、フニシアは義妹として迎え入れられています。

 

さらに、アリエスを除くメンバーはそれぞれの親との関係がよくありません。

 

そもそも関係が断たれた状況にある者、関係があっても非常にドライなつながりの者ばかり。

 

カナタは父親に過酷なトレーニングを課され、いったんは逃げ出しました。

 

ルカやウルガーは父親から他の兄弟と比較され、うとましく思われてきています。

 

キトリーは母親とのコミュニケーションはありましたが、仕事漬けの母親はキトリーの世話を使用人に任せっきり。

 

ユンファは母親から目立つなと言い聞かされ、育てられてきました。

 

偶然にしては出来すぎと、勘ぐってしまうのも無理もないでしょう。

 

だがしかし、彼らの出会いは計画された必然であることを忘れてはいけません。

 

つまり、これもまたクローンに関する伏線となっているんです。

 

親たちの態度は、そもそも彼らを我が子と認識していないことから生まれています。

 

オリジナルである親たちからすれば、彼らは単なる「器」にすぎません。

ザックの父親が良い例でしょう。

 

一方で、ルカの実父のように、情が芽生えることを避けて養子に出した者もいます。

 

キトリーの母親は手元に置いても、直接的な触れ合いを極力避けます。

 

今後、自分の体として扱うことだけを考えている身勝手な者も。

 

カナタが過酷なトレーニングを課されていたのはこのためでしょう。

 

ユンファの母親は、ユンファの体で再び歌手デビューする際の障害を取り除くことばかり考えていました。

 

そのため、少しでも目立った行動を取らないよう、ずっと親に監視されていたわけです。

 

親の身勝手な都合で生み出され、孤独で屈折した少年・少女時代を過ごしてきたカナタたち。

 

彼らの抱えるさびしさは、クローンであるからこそのものだったのです。

 

 

まとめ

今回は、彼方のアストラに散りばめられたクローンの伏線について考察していきました。

 

「彼方のアストラ」という作品は、遠い宇宙で遭難した主人公たちが知識と能力を活用し、生き抜いていく姿をメインに描いています。

 

しかし、そんな「能力者」が偶然にも集まったことに、納得いかない人も多いことでしょう。

 

いくらなんでもご都合主義すぎやしないか、と思うわけです。

 

そうなれば、作品は一気に陳腐なものへとなり下がります。

 

だが、彼らの持つものが、クローンとして生まれたために備わっていたものだったら。

 

彼らは証拠隠滅として殺処分させられるために集められたのだとしたら。

 

この作品は、「能力者」が一同に集まった理由を、クローンを使って合理的に説明しています。

 

この非常に計算し尽されたストーリー展開こそ、「彼方のアストラ」の醍醐味でしょう。

 

また、クローンであるがゆえに、親からの愛情を注いでもらえなかったメンバーたち。

 

最初はそれぞれがこうした事情を抱え、内面を表に出そうとはしませんでした。

 

しかし、宇宙サバイバルという状況下、メンバー同士の連携は不可欠。

 

こうした展開に持ち込むことで、いやでもメンバー同士が向き合い、話し合う方向に持ち込ませます。

 

自然なストーリー展開は見事の一言です。

 

愛されたい、認められたい思いを抱えたもの同士、話をすれば自然と強い絆が結ばれます。

 

これは、メンバーひとりひとりがクローンだったからこそ生まれる絆です。

 

和解と衝突を繰り返し、困難を乗り越えながら、アストラ号メンバーがやがて本当の家族となっていく物語。

 

「彼方のアストラ」は、少年たちの成長物語としても大変秀逸な仕上がりとなっています。

 

クローンに関する伏線を追うことで、この作品の奥深さをじっくりと味わってみてください。

 

ちなみに、

 

  • 見逃した!
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