「炎炎ノ消防隊」を見ていると、「ラートム」というセリフを良く見かけます。 主に焔ビトの鎮魂の際に使用されるラートムですが、その意味や語源は一体何でしょうか? 今回は、ラートムの意味や使い方、また鎮魂の際のシ […]
「炎炎ノ消防隊」を見ていると、「ラートム」というセリフを良く見かけます。
主に焔ビトの鎮魂の際に使用されるラートムですが、その意味や語源は一体何でしょうか?
今回は、ラートムの意味や使い方、また鎮魂の際のシスターの祈りのセリフなどをご紹介します!
この記事の大事な部分をひょうにしてまとめたよ!
忙しい人は、こちらでさくっとどうぞ!
ラートムの語源 | 「弔う」が語源 |
ラートムは何語? | オリジナル言語 |
祈りのポーズ | 親指の爪と爪を合わせ、他の指で合掌する形 |
祈りのセリフ | 炎ハ魂ノ息吹(ほのおはたましいのいぶき)
黒煙ハ魂ノ解放(こくえんはたましいのかいほう) 灰ハ灰トシテ其ノ魂ヨ(はいははいとしてそのたましいよ) 炎炎ノ炎ニ帰セ(えんえんのほのおにきせ) ラートム |
正しい使い方 | 鎮魂はもちろん、パニックになった時 食事など様々なケースで用いられる |
Contents
炎炎ノ消防隊ラートムの意味を考察してみた
早速ラートムの意味を見ていきましょう。
一説によると、ラートムというのは日本語のある言葉をアレンジしたものだと言われています。
ラートムは何語なんでしょうか!?
ラートムの語源は弔う?
一説によると、ラートムというのは「弔う」を語源とした言葉。
焔ビトの魂を鎮める、つまり「弔い」の際に使われていますから、信ぴょう性がありそうですよね!
弔うを逆さから読んだ言葉だと言われていますが、とむらうとむらうとむらうとむらうとむらうとむらーとむらーとむらーとむらーとむ!
みたいな感じでも、ラートムに行きつきそうです。笑
ダジャレかよ!笑
焔ビトの成仏を祈る気持ちを込め、キリスト教でいうところの「アーメン」のように使っている、というのはわかっている人が多いと思いますが…
日本語の「弔う」の意味も語源としているとしたら、とても考えこまれたセリフだなと感じます!
ラートムは何語?オリジナル言語?
ラートムという言葉が地球上に存在するのかについて調べてみましたが、わかる範囲ではラートムという言葉はなく、炎炎ノ消防隊オリジナルの言語だと考えられます。
前述の通り、キリスト教のアーメン、そして仏教であれば南無阿弥陀仏、南無三!といったような言葉が似たようなものだと予想されます。
まあ、宗教的な問題もあるし、こういったセンシティブな部分に既存の言葉は使わないよな(汗)
ちなみに作品内で「ラートム」の際に取る祈りのポーズを見てみると、親指の爪と爪を合わせ、他の指で合掌しているような形です。
こちらもキリスト教や仏教などにはない独特なものなので、やはりラートムは炎炎ノ消防隊の世界のみで使用されていると言えるでしょう。
シスターが鎮魂に使う祈りのセリフを紹介
ラートムは作品オリジナルの祈りの言葉で、恐らく「弔う」から作られた言葉だとわかりましたが、ここで焔ビトを鎮魂するときにシスターが唱える祈りのセリフをご紹介します。
炎ハ魂ノ息吹(ほのおはたましいのいぶき)
黒煙ハ魂ノ解放(こくえんはたましいのかいほう)
灰ハ灰トシテ其ノ魂ヨ(はいははいとしてそのたましいよ)
炎炎ノ炎ニ帰セ(えんえんのほのおにきせ)
ラートム
これは聖陽教の聖書の中の一節なのですが、その最後に「ラートム」と言っています。
キリスト教における祈りの言葉「アーメン」には、「そうなりますように」や「そうあるべき」「そうである」などの意味があります。
言葉は違えど、ラートムも恐らく似たような意味を持った言葉。
キリスト教徒化をベースに考えた言葉なのかもね!
「ラートム」によってこの祈りの言葉は、「焔ビトの魂が炎に帰りますように」「焔ビトの魂は炎のもとに帰るべきだ」といった意味になるのではないでしょうか?
ラートムの正しい使い方
ラートムの正しい使い方は、やはり焔ビトの鎮魂でしょう。
祈りの言葉と共に使う「ラートム」には、元は同じ人間だったのに焔ビトとなってしまった者への弔いの思いが深く込められているように感じます。
しかし、「ラートム」は鎮魂以外の場面でも使用されることがあります。
例えば原作160話。
リサの攻撃をなんとか回避するために、ヴァルカンの家の壁にあったボタンをアイリスが手あたり次第に押しまくるという場面があります。
アイリスはボタンを押すたびに「ラートム!」「ラートム!」と唱えていました。
パニクったりした時に、自分を落ち着かせるためだったのかな?
また、アニメ1期の19話でもアイリスは「ラートム」の乱用をしています。
伝導者一派のアサルトとの闘いの際、ラートム!と何度も言いながらアサルトをボコボコにしてしまうのです。
他にもアニメで第8特殊消防隊が食事をする際、マスコットキャラクターの119(ワンワンニャイン)たちが屋上で「ラートム」と言ってからゴハンを食べるシーンも何度か登場していました。
このようにラートムは鎮魂のみならず、様々な場面で登場します。
ラートム多用しすぎでしょ!笑
アイリスの場合は様々聖書の言葉をカットし、「神様お守りください」「ご加護をください」といった気持ちで「ラートム」と言っているのではないでしょうか。
また、食事の際のラートムもお祈りの最後の「ラートム」だと思われます。
キリスト教も食事の前にお祈りをしますもんね!
というわけで、どんな場面のラートムも正しい使い方だと考えました。
聖陽教の神への感謝や「こうしてほしい」「こうなりますように」といった願いを込めた言葉、それが「ラートム」なのです。
まとめ:全ての焔ビトにラートム
今回は炎炎ノ消防隊のセリフ「ラートム」の意味や使い方について考察しました!
ラートムの意味をまとめた表を、もう一度載せておきますね!
ラートムの語源 | 「弔う」が語源 |
ラートムは何語? | オリジナル言語 |
祈りのポーズ | 親指の爪と爪を合わせ、他の指で合掌する形 |
祈りのセリフ | 炎ハ魂ノ息吹(ほのおはたましいのいぶき)
黒煙ハ魂ノ解放(こくえんはたましいのかいほう) 灰ハ灰トシテ其ノ魂ヨ(はいははいとしてそのたましいよ) 炎炎ノ炎ニ帰セ(えんえんのほのおにきせ) ラートム |
正しい使い方 | 鎮魂はもちろん、パニックになった時 食事など様々なケースで用いられる |
「ラートム」は作品オリジナルの言語で、祈りの言葉、キリスト教のアーメンや仏教の南無阿弥陀仏と同じようなものだと考えられます。
また、ラートムの語源は「弔う」で、焔ビトの鎮魂や成仏の意味が大きいとも思われます。
ラートムは鎮魂以外にも、様々な場面で使用されていますが、どれも神への祈りや願いに通じており、正しい使い方だと言えます。
独特のポーズも魅力的な「ラートム」で、これからも特殊消防隊にはどんどん焔ビトを鎮魂してほしいですね。
「ラートム」によって浮かばれない魂がこの世から消えることを願いながら、アニメ2期や原作の今後にも注目しましょう!