ドラゴンボールGTの最終回が話題となっています。 ドラゴンボールZの続編として制作されたドラゴンボールGT。 この作品の最終回は賛否両論あるものの、やはり多くの視聴者にとっては感動の終わり方と […]
ドラゴンボールGTの最終回が話題となっています。
ドラゴンボールZの続編として制作されたドラゴンボールGT。
この作品の最終回は賛否両論あるものの、やはり多くの視聴者にとっては感動の終わり方となっています。
しかし、その一方で多くの謎を残した作品でもあります。
今回は、感動と謎を呼んだドラゴンボールGT最終回について見ていきます。
Contents
ドラゴンボールGTの感動の最終回を考察
ドラゴンボールGTといえば、ドラゴンボールZの続編でもあり、テレビ放送最終章としても有名ですよね。
(現在はドラゴンボール超が放送中です)
主人公の孫悟空が子供の姿になり、孫娘のパンやトランクスとともに宇宙を旅する物語です。
このドラゴンボールGTは製作に作者 鳥山明先生が携わっていないということも話題となり、「スタッフの自己満足作品」などと酷評の声もありました。
というのも、最終回で悟空の身に起きることが謎すぎるからなんです!
しかし、これには製作者たちが伝えたい深いメッセージが込められていたんです!
最終回の内容を簡単におさらい
ドラゴンボールシリーズといえば、タイトル通りドラゴンボールを集め願いを叶える龍 シェンロンを呼び出すために、ドラゴンボールを敵と戦いながら集めていくというストーリーですよね。
しかし、ドラゴンボールGTに関しては、今まで語られることのなかったドラゴンボールそのものについての物語が語られています。
実は、ドラゴンボールは願いを叶えると同時に、マイナスエネルギーを溜め込んでしまうという性質があったのです。
短期間で願いを叶えすぎたドラゴンボールは、マイナスエネルギーが溜まりすぎ、もう爆発寸前に・・・。
マイナスエネルギーが溜まりすぎ、シェンロンではなく「邪悪龍」が登場し、悟空はその邪悪龍から地球を守るために戦うこととなるのです。
邪悪龍「一星龍」と戦った悟空たちは、結果ドラゴンボールを取り戻します。
とそこに、なぜかシェンロンが出現。
悟空は、神龍に最後の願いとして
「今回死んだ人みんなを生き返らせて欲しい。この地球をみんなの力で元に戻したい!」
と願うのです。
神龍は悟空の願いを聞き入れますが、立ち去る際に悟空も神龍とともに立ち去ってしまうのです。
これが、ドラゴンボールGTの最終話だったのですが、記憶にありましたか??
概要を読んで、ん?とツッコミたくなる部分をご紹介したいと思います。
悟空は既に死んでいた!?
最終話直前に、一星龍のあまりの強さに悟空がやられてしまい、
「やられた!?」
と思わせるシーンがあります。
シーンだけならまだしも、ナレーションでもハッキリと語られていませんが、悟空がやられてしまったのでは?と思わせる表現がされていたんです!
しかし!!
ここで悟空が死んでしまっては、地球は救えませんよね。
悟空が復活した姿を見て、さすがの一星龍も「なぜ死なん?」と問いかけます。
銀河中の元気玉を集めて一星龍にぶっ放すのですが、この姿を見て孫娘のパンが「おじいちゃん神様になったみたい」とつぶやいているのです。
「神様みたい」であればわかりますが「神様になったみたい」という表現は少し変ですよね。
まるでパンには、違うオーラか何かが見えていて、悟空が人間ではない存在になったと分かっているようです。
この時、パンの発言通り、もしかしたら悟空は一星龍の攻撃で死んでおり、シェンロンとのなんらかの契約で生き返ったのではないでしょうか?
またこうも考えられます。
龍と対等に戦うのは龍ということで、シェンロンと悟空が一体化し、復活そして銀河中の元気玉を集め放つことができる力を得たのでは?という説です。
ドラゴンボールGTの製作スタッフによると
「最終話は悟空の生死不明にする企画だった」
と語っており、悟空の死の信ぴょう性を高めているのです・・・。
クリリンの元への寄り道が泣ける
みなさんは、最終話でこんなシーンがあったことを覚えていますか?
シェンロンとこの世を立ち去る悟空は、寄り道をさせてもらいます。
それは、なんと懐かしのカメハウスです。
中では、クリリンと亀仙人が談笑中。
「悟空!?」
と驚き亀仙人が駆け寄ると、クリリンも後に続きます。
クリリンは人造人間17号との戦闘で、一度は死んでしまったのですが、悟空のおかげで生き返ったのです。
いつもながら悟空に助けられたことを知ったクリリンは、悟空に感謝します。
と、子供の姿の悟空が突然
「クリリン久しぶりに組手しねぇか?」
というのです。
クリリンは
「手加減してくれよ〜」
言いつつ、どこか嬉しそうにしながら組手を始めます。
その姿をみた亀仙人は、悟空がもう帰ってこないということを悟るのです。
クリリンのパンチは見事に悟空にヒット。
悟空は吹っ飛びます。
「昔のまんまだな〜。ちっとも変わってないぞクリリン」
クリリンが今でも18号と稽古しているんだと言いながら振り返ると、そこにはもう悟空の姿はありませんでした。
悟空を探すクリリンの横で、全てを悟った亀仙人は
「悟空、神龍に伝えてくれ。ドラゴンボールをありがとう、とな」
とつぶやきます。
悟空はあの頃が懐かしいなと昔を回想するような発言もあり、カメハウス周辺でクリリンと過ごした日を懐かしみながら、この世を去る準備をしたということなのでしょうか?
ドラゴンボールファンとしては、なくてはならない二人の再会に胸が熱くなってしまいますね。
ピッコロとのシーンが示したもの
悟空が最後に会いに立ち寄った人は、クリリンだけではありません。
実は、かつての宿敵ピッコロにも会いに行きます。
ピッコロは、地獄で悪い人たちを懲らしめるお目付役のような感じになっています。
ピッコロは悟空を見るなり
「なんだ!また戻ってきたのか!せっかく戻してやったのに」
と
言います。
悟空は以前地獄に落とされたことがあり、ピッコロの力によって戻してもらったことがあったので、驚いたのでしょう!
そんなピッコロを見るやいなや
「おめぇにはいつも世話になってばかりで、恩を返せなくてごめんな」
と詫びと感謝の気持ちを伝えるのです。
この言葉だけでも泣いてしまいそうですが、そう言った悟空は手を差し出します。
「いいから握手だ!」
この言葉で完全に悟ったピッコロは、手を差し出しますが、次に言葉を発しようとした瞬間、悟空の姿は見えなくなっていたのです。
かつての敵は、盟友へと変わり、最も信頼できる一人へと変わっていたと思うと、グッときますね。
クリリンの元に立ち寄った時は、早々と去ってしまったのか?と思う反面、もしかして・・・という疑念が沸きましたが、このシーンだと幽霊が枕元にたつのと同じ感じを受けてしまいます。
結局悟空はどこに行ったの?
衝撃の最終話にネットでは
「悟空はどこへ行ったのか?」
という声が上がっていました。
というのも、呼んでもいないのに、神龍が現れ
「これで願いを聞くのは最後」
と勝手に設定をし、そのうえ願いを言った悟空に
「さあ行くぞ」
と声をかけ、悟空も知っていたかのように
「もうそんな時間か」
と言って神龍とともに消えてしまう・・・。
頭がパニックです!
「どこに行くのー!?」
と叫んでしまいたくなるような状況ですよね。
これは最初の悟空は死んでいたとも繋がることですが、悟空は、一星龍にやられて生き返った際、神龍とあらかじめ何か「契約」を結んでいたのではないでしょうか?
邪悪龍を倒す変わりに、悟空を蘇らせてあげる。
そしてそのタイムリミットは、倒し終わるまで・・・。
神龍は天からの使いで、悟空を迎えにきたもしくは悟空と一体化していたと考えると、すぐに登場することも含めて辻褄がありますよね?
クリリンやピッコロのもとに現れすっといなくなるのも、もうすでにこの世の人ではないということを表しており、天国に向かう途中という設定だったのかもしれません。
【謎】悟空は何故ドラゴンボールを吸収したのか
最終話でクリリンやピッコロの元に挨拶に行った悟空は、神龍のまわりに浮かんでいるドラゴンボールに吸い込まれていくのです。
そして、悟空の姿は消えてしまいます。
素直に解釈すると、ドラゴンボールは神龍の象徴でもあるので、悟空と一体化したという表現でドラゴンボールに吸収されたのでは?と思ってしまいます。
脚本を担当した前川氏は
「悟空は死んだのかもしれないし、そうではない別のものになったのかもしれない。そこはみなさんのご想像にお任せします。」
と意味深なコメントを残しています。
最後に神龍の背中に乗った悟空が
「神龍の背中あったけ〜な〜」
というシーンもあり、天に召されたというよりは、人間界で選ばれた存在となった悟空は、別の次元へと旅立ったと考えられるかもしれませんね。
ドラゴンボールGTの最終回解説まとめ
ドラゴンボールGTの最終回で、悟空がどうなったのかという考察には
- 悟空は一度命を落とし、神龍と一体化したことで復活した
- 悟空はドラゴンボールになった
- 天に召された
という説がありました。
クリリンとピッコロという初期のメンバーに別れを告げる悟空の感動的なシーンもあるので、再度「謎」について考えながら見てみると、本当のメッセージを理解することができるかもしれませんね!
あるいは、今現在も漫画連載中のドラゴンボール超が、GTにつながるストーリーだと言われています。
実際、パンやブラも登場していますしね。
となるとあるいは、この物語にて、いずれGTの謎のすべてが語られるのかも、しれません。