記事は下に続きます。 Contents1 ちはやふる新の千早への告白は何巻だった?1.1 返事は?1.2 新エンドはある?2 まとめ ちはやふる新の千早への告白は何巻だった? 競技かるたに青春をかけている若者を中心に、真 […]

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ちはやふる新の千早への告白は何巻だった?

競技かるたに青春をかけている若者を中心に、真摯に競技カルタに向き合うキャラクターたちを描くマンガ、ちはやふる。

読んでいると、競技かるたの楽しさや奥深さ、そして色々な立場の人たちが抱える様々な苦悩が伝わってきて、すっかりその世界に魅せられてしまいます。

 

けれど、描かれているのはキャラクターたちの選手としての姿だけではありません。

 

メインのキャラクターたちは高校生ですから、主人公・千早を中心に周辺のキャラクターたち恋愛模様もしっかりと描かれています。

 

しかしやはり読者が一番気になるのは、千早を巡る恋の行方です。

 

そもそも千早が競技かるたの存在を知ったのは、千早がいる学校に新が転校してきた事がきっかけでした。

永世名人を祖父に持ち、自分自身も小学生の全国大会で毎年優勝している新は、それまで競技かるたという存在自体を知らなかった千早と太一をその熱意でかるたの世界に引きずり込みます

 

そして千早はそれからずっと競技カルタ中心の生活を送り、将来の夢も高校の教師になり競技かるたを目指す高校生たちの指導をしたいというものとなり、文字通り新によって人生を変えられた事になります。

 

そこまで強烈に影響を与えた新の存在を、千早が気にならないわけがありません

 

そして新もまた、それまで誰を誘っても興味を持ってもらえなかった競技かるたに初めて興味を示してくれて、一緒にやってくれた千早に心を奪われて当然です。

 

ずっと孤独だった心を救ってくれて、その後もずっと同じ世界にい続けてくれる千早。

 

小学生の頃から恋心を抱いていた新は、そんな彼女に思いが募り、周防名人への挑戦権をかけた原田先生との対戦に負けた時、駆け寄ってきた千早に思わず

 

「好きや、千早」

 

と口に出してしまうのです。

 

これは小学生の頃からの新を見てきた読者にとっては、待ちに待った瞬間でした。

 

それは23巻・119の事でした。

 

1巻の頃からずっと千早を想っていた新は、23巻にしてようやくその思いを千早に告げたのでした。

 

 

返事は?

そんな突然の新の告白に、千早は赤面しながら混乱し、すぐに返事が出来ませんでした。

 

けれど、決して拒絶反応は出ていませんでした。

 

 

 

なぜなら千早も17巻で、自分は新が好きなのだと自覚していたからです。

 

そんな相手からの予想していなかった言葉に、恋愛に疎い千早がただぼーっとしてしまったのは仕方がなかったかもしれません。

 

そんな千早を置いて、新はその場を離れてしまった為にその時は千早は新の告白に対する返事は出来ないまま、なんと千早は返事をする事を忘れてしまっていたのでした。

 

けれど33173首で、机くんがかなちゃんに告白する場面を見て、ようやく自分が新の告白に対する返事をしていなかった事を思い出し、まだ会場の近くにいた新の元へと向かいます。

 

そして好きだって言ってくれた事への返事してなかったから、と言って続いた台詞は

 

もっとかるた強くなりたい

 

世界一になりたい

 

でした。それを聞いて新は、

 

うん、わかるわ

 

と言うのです。そしてかるたをしていれば自分たちの道はいつか重なる、もっと近づいたら、どう思ってるのか聞かせて……と改めて言いました。

 

そう言われた千早の頬は朱に染まり、言った新は首まで真っ赤でした。

どうやらこの二人にとってこのやり取りは、新の告白に対する十分な返事であったようです。

しかしどう聞いても愛の告白の返事に聞こえないそれは、ついに返事が!?と期待していた読者を置いてきぼりにするものでした。

目の前でそんなやり取りをされた詩暢母の

 

待ってそれが今の気持ち?

わかるの?

こんなかるたバカな高三がいるとは……

 

というツッコミは、そんな読者の気持ちを代弁したものでした。

 

そしてそれ以降、返事は行われていない為、現在でも千早と新の関係は進展していません。

新エンドはある?

そんなぐずぐずしてしまっている千早と新ですが、今後恋人同士になる可能性は高いと思われます

元々自分の中の恋心に自覚がある同士ですし、なにより、41212首ではあの恋愛に鈍感な千早が、詩暢に嫉妬してしまう場面があるのです。

 

詩暢を孤独にさせない!と思って必死に頑張っていたのに、その詩暢に手を差し伸べ、詩暢と共に歩く新の幻影を見て途端に意気消沈してしまうのでした。

 

実際には新は詩暢に手を差し伸べたりする事はなかったのですが、千早がそんな新を想像し、辛くなって見ていた動画を閉じてしまったというのがとてもポイントが高いです。

 

ここで生じた、新が自分以外の誰かに優しくし、一緒に寄り添って歩いているのは嫌だという、恐らく千早にとっての初めての負の感情。

これまで恋愛ごとに鈍く、自分に寄せられる好意も自分の近くで起こっている恋愛模様も全く気付く事のなかった千早にとって、これは恋愛偏差値的にとても大きな一歩ではないでしょうか?

 

と、ここまで見ると千早と新は鉄板なカップルに思えますが、もう一人の千早に想いを寄せる男・太一の存在でどうなるかわからなくなってくるでしょう。

 

新によって人生を変えられてしまったもう一人の太一は、新より先に千早の事が好きで、ここにきてようやく千早に訪れた嫉妬という感情を小学生の頃から持っていて、それ故に起こしてしまった卑怯な行動をずっと悔やんでいて、これまでずっと千早を支えてきたキャラクターです。

 

小学校卒業後福井に引っ越し、高校三年生の現在までずっと離れ離れ状態だった新と違い、太一は千早と同じ高校で常に千早を支え続けてきました。

競技かるた部を作りたいと言い出した千早に付き合い部の設立、部員集めに奔走し、かるたを認めない母にかるた部にいる条件として出された学年一位を取り続けながら、千早に雑事が及ばないように部長としてかるた部を引っ張り、高校選手権団体優勝にまで導いた太一。

 

高校で存分にかるたをし続け、クイーン戦に挑むまでになった今の千早があるのは、太一が千早の為に尽くしたからに他なりません。

いわば千早にとっての太一は糟糠の妻。(男ですが……)

自分の辛い時代を支えてくれた存在なのです。

 

そんな太一も、新に少し遅れた26巻で千早に告白していますが、こちらはすぐにその場で「ごめん」と断られてしまっています。

 

けれど、ひたすら一途で健気な太一にも当然ファンは多く、太一ファンから見れば、大会の時だけ千早の前に現れる新は美味しいとこ取りしているように見えますし、糟糠の妻・太一が報われないのはあまりに可哀想という声もちらほら見られます。

 

それに太一がかるた部を抜けた後の千早のダメージや、42巻216首で、クイーン戦に臨む直前の参拝の途中で太一の幻を見たりするところをみると、やはり千早にとって太一の存在が大きい事が伺えるのです。

 

それを考えると、まだ新エンド確定とは言い切れない。そんな気がします。

まとめ

ちはやふるの、新の告白とその行方についてみてきました。

 

現時点ではかなりの高確率で新エンドになると思われます。

 

これから行われる名人戦とクイーン戦。それにそれぞれ挑戦者として挑む新と千早。

そんな二人にとって、これからの五番勝負は互いを鼓舞し合い支え合う戦いとなり、より関係が強くなっていく事でしょう。

 

しかしだからといって、まだまだどうなるかわからない。そんな要素が残っていて、そこがまたこの漫画に惹かれる要素になっているのではないでしょうか。