ポケットモンスターの主人公、サトシに関する都市伝説を見ていきます。 サトシはアニメ・ゲームなど大人気のポケットモンスターの主人公の名前です。 相棒のピカチュウと共に日夜ポケモンマスターを目指し、冒険を続けて […]
ポケットモンスターの主人公、サトシに関する都市伝説を見ていきます。
サトシはアニメ・ゲームなど大人気のポケットモンスターの主人公の名前です。
相棒のピカチュウと共に日夜ポケモンマスターを目指し、冒険を続けています。
さて、今回はそんないつも明るい彼の、実は怖くて恐ろしい影の部分に関する都市伝説を見ていきます。
サトシに関する都市伝説
サトシといえば、言わずと知れたポケットモンスターの主人公。
ポケモンの世界でピカチュウと共に、明るく元気いっぱいに活躍する男の子です。
そんな陽気な彼にも、いくつかの興味深い話があるようてす……
父親について
ポケモンのアニメを見た人も、ゲームをプレイした人も、一度も見た事のない人物。
それがサトシのお父さんです。
ポケモンは全て自宅から始まる物語であるのに、なぜか本来そこにいるはずのお父さんが不在なのです。
そう聞くとなにやら不穏な気がしますが、実は自宅から始まるゲームの多くは複雑な家庭の設定が多いのです。
病気やケガ、戦いで両親のどちらかが亡くなっていたり、もしスタート時に円満な家庭であっても、これから起こる悲劇により誰かが亡くなってしまったり……
家族に焦点を当ててからそういう悲劇的な面を出した方がストーリーに深みが増しますから、これはよく使われる手法です。
ですから、家庭から始まっているのに家族団らんがなく、お父さんがいない状態というのは定番の設定であると言えます。
しかしそれは裏を返せば、サトシの家から始まりお父さんが一切出てこないという事は、サトシのお父さんが何らかの悲劇に見舞われて亡くなってしまっていて、当然の設定でもあるという事。
けれどサトシは公式のQ&Aで、
「お父さんはポケモントレーナーになるって旅に出たっきり、帰ってこないんだってさ。
そのうちどこかで会えるかもしれないぜ!」
と答えています。
これは一体どういう事なのでしょうか?
一番に考えられる可能性は、本当はお父さんは亡くなってしまっているのに、それを言い出せないお母さんがサトシに嘘をついているという事です。
だってもし生きていたなら、電話の一本くらいかかってきていてもおかしくないはずですよね。
現にサトシも、時々お母さんに電話をかけてきています。
ましてやサトシのお父さんにとって、家にはまだ年端もいかぬ息子がいる状態。
家族を愛する気持ちがあるならマメに連絡をとってきて当然と言えます。
なのに、それが一切ないという事は……
つまりサトシは、父親はもういない事を知らないまま、父と同じ道を目指しているという訳です。
けれどもし、このお母さんの言葉が本当で、旅に出ているだけだとしたら、サトシのお父さんは今、一体どこで何をしているのでしょうか?
原作者が書いた公式小説によると、サトシのお母さんは18歳でサトシのお父さんと出会い、現在は29歳との事。
それを考えると、お父さんは今、30歳前後の可能性が高いですね。
ずいぶんと早い結婚のようですが、ポケモンの世界では小学校を卒業する10歳で成人となりますから、これくらいが一般的なのかもしれません。
ともかく働き盛りといえる年齢のお父さん。
本来なら、ポケモントレーナーとしてあちこちで活躍しているはずです。
けれどそれなら、家族に連絡をしてくるでしょう。
なのに何も連絡がないという事は……
考えられる可能性はふたつ。
ひとつはお母さんの台詞の
「サトシが1日でついたトキワシティにお父さんは4日もかかっていた」
という事から、お父さんはサトシのように才能がなかったのではないか?
ポケモントレーナーになる為に家を出て旅に出ながらも、トレーナーになれずにいるという説です。
もうひとつは旅をしているうちに家族の事など忘れ、悪の心に染まり、ラスボスとして現れるのではないかという説。
どちらも家族と連絡出来ない理由としては十分あり得ます。
サトシのお父さんは果たして亡くなっているのか、それとも落ちぶれたまま家に帰れずにいるのか・・・はたまやラスボスとしていずれ出てくるのか。
いつかその真実が、わかる時が来るのでしょうか?
サトシの正体はいじめられっ子?
また、同じく公式小説で興味深い事実が明かされました。
なんと、サトシは幼い頃はいじめられっ子だったというのです。
今の明るいサトシからは信じられない事ですね。
それに映画に出てきた写真の中の5歳の頃のサトシは、今のサトシと同じ満面の笑顔。
いじめられていたなんてとても思えません。
そしていつもサトシを見下しているようなシゲルの存在。
これらの事から、ひとつの話が生まれました。
実は、本来のサトシは気弱で大人しい男の子だというのです。
そしてシゲルに毎日のようにいじめられていながらも、なにも反抗出来ずにただ黙って我慢する事しか出来ませんでした。
そんなサトシはある日、夢を見ました。
不思議なモンスターを使って、シゲルをやっつける夢です。
その夢は、サトシの心に心地よさを与えました。
そして、その夢を見る回数は日に日に増えていきました。
同時に、サトシはその夢に徐々に浸り、逃避するようになっていったのです。
モンスターボールを使って自分の手元に置いておくモンスターたちはサトシに懐き、心許せる友人たちと共に旅をし、サトシは悪人たちに敢然と立ち向かいます。
そして自分を慕うモンスターを使い、自分をいじめてくるシゲルをやっつけポケモンリーグで頂点に立ちチャンピオンになる。
それはどんなにいじめられても逆らう事が出来ず、我慢する事しか出来なかった少年の、憧れ・なりたかった自分のすべてを詰め込んだ夢なのでした。
そう、つまりポケットモンスターの世界は、そんな気弱な少年・サトシが見ていた夢の世界だったという事なのです。
夢から覚めればまた辛い現実が待っている。
私たちは、そんないじめられっ子な少年・サトシが見るひとときの安らぎの世界を楽しんでいたのです。
まとめ
ポケットモンスターの主人公、サトシに関する都市伝説でした。
人気作品の主人公に相応しい、正義感が強く明るく元気な少年・サトシ。
彼とピカチューの活躍は、見ている私達をワクワクさせてくれます。
けれどそんなサトシからは想像つかない意外な悲しい話が伝えられているようです。
寧ろそんな彼だからこそ、切ない噂に人は興味をそそられるのかもしれません。
しかしどの噂も、ピカチューや仲間たちと旅をし活躍しているサトシ自身はあずかり知らぬものばかり。
ポケモントレーナーとして活躍しているサトシが、このまま無邪気に笑い続けられる事を祈るばかりです。