彼方のアストラのルカについて、詳しく見ていきます。 全員が魅力的なキャラクターである彼方のアストラ。 今回は、その中でもルカに焦点を当てて解説していきます。 この記事では、 ルカ […]
彼方のアストラのルカについて、詳しく見ていきます。
全員が魅力的なキャラクターである彼方のアストラ。
今回は、その中でもルカに焦点を当てて解説していきます。
この記事では、
- ルカの性別
- 父親
- かわいさ
について、徹底的に語りたいと思います!
彼方のアストラのルカについて考察!
まずはルカという人物についてざっと紹介していきます。
ルカ(ルカ・エスポジト)は、ケアード高校に通う17歳の高校生。
惑星マクパでキャンプを行う予定だったB5班の1人であり、後に宇宙サバイバルを繰り広げるアストラ号メンバーの一員です。
一人称は「オイラ」で、語尾は「っす」なところが特徴的。
しかし見た目は中性的、小柄できゃしゃな体型をしています。
手先が器用で、サバイバルに役立つ道具を作ったり、船内の修理やメンバーの散髪も行います。
芸術的センスがあり絵も上手く、将来は芸術の道に進みたいと考えています。
また、人なつっこく積極的で、誰とでも仲良くなれる調子のいい性格です。
冗談を言って人をからかったり悪ふざけしたりと、無邪気な一面も持ち合わせています。
アストラ号メンバーにおけるムードメーカー的存在です。
ルカの性別は女or男かを解説!
見出しにも書いたとおり、ここではルカの性別について解説していきます。
ぱっと見、ルカは男なのかはたまた女なのか、ちょっととまどってしまいますね。
たしかに一人称は「オイラ」ですが、ときおり見せる女性的な仕草はなんともミステリアス。
はたしてその性別はどちらなのでしょうか。
結論から言えば、ルカは男でもなければ女でもありません。
あるいは、男でも女でもあると言った方がよいでしょうか。
ルカはインターセクシャル(以下、ISと言います。)といい、性別として男と女の区別が難しい中性という位置づけにあります。
男性的な部分が見える一方、女性的な部分も見えるわけです。
なお、戸籍上の性別は男で登録されています。
ルカがISであることには大きな理由があります。
それは、ルカがISのクローンとして作られた存在だからなんです。
次の項目でも説明しますが、ルカは父親が記憶を移して永遠の命を手に入れるために作られました。
彼がルカの性別をISという特殊な位置づけにしたのは、男性でも女性でもない性を超えた人間に興味があったからです。
しかし、こうした特殊な事情を抱えているからこそ、ルカは男女分けへだてなく接することができるのです。
ときには女性的な部分を全面に出して悪ふざけしたりと、本人はISであることをあまりネガティブにとらえていません。
むしろ、その点を楽しんでいるような風にすら見えます。
ルカの父親ってどんな人物?
次に、ルカの父親についてみていきます。
ルカの父親は政治家のマルコ・エスポット上院議員。
ですが、実はルカはマルコの実の子供ではなく、迎え入れられた養子だったのです。
本当の父親は、当時子供のいなかったマルコにルカを養子として差し出します。
そのため、実際のところルカには父親が2人いるということになります。
よって、ここでは義理の父親マルコと、実の父親の両者について解説していきましょう。
マルコはルカを子供として迎え入れ、政治家の後継者として育ててきました。
しかし、ルカの弟が生まれて以来、彼は弟の方を後継者として育てるようになります。
それ以降、ルカは後継者候補から外され、父親から目をかけられることもなくなりました。
結局のところ、ルカはあくまで養子だということ。
しかもISで、男とも女とも区別できないルカを「不完全な」ものと見る部分が、マルコの心の奥底にはあったのでしょう。
ルカは義理の父親から遠ざけられてしまうのです。
そして、実の父親についてです。
実父の本名はフェリーチェ・ジェンマといい、有名な芸術家でした。
前の項目で書いた、クローンとしてルカが作られるようになったきっかけとなる父親、というのは彼のことです。
けれども彼は、子供を育てることが難しい状況にあったため、幼いルカをマルコのもとへ送り出します。
ルカの人格は、こうした2人の父親によるところが大きいです。
芸術センスに優れているのは、実の父親の影響を色濃く受けたことによります。
フェリーチェがもともとルカの体に記憶を移そうとしていたわけですから、当然と言えますね。
また、マルコからうとましく思われて育ってきたことから、本能的に人とのつながりを求めているのでしょう。
ルカの誰とでもつながりを持とうとする態度からは、こうした背景が見え隠れします。
ルカのかわいさを語ります!
先に述べたように、ルカはISであるがゆえに男性的な面も女性的な面も持ち合わせています。
この二面性こそが、ルカ・エスポジト最大の魅力といってよいでしょう。
まずはその中性的な外見。
いわゆる「ボクっ娘」や「男の娘」の人気が高いように、少年キャラも少女キャラも中性的な容姿の方が注目が集まるものです。
そういう意味では、ルカのISという設定は、そのどちらもを受け入れられるようになっています。
言ってしまえば、「一石二鳥」キャラなんです。
この作品は複雑な伏線を張りめぐらせた見事なストーリー展開で有名です。
ならば、作者の篠原健太先生がキャラクターにおいても念入りに設定と考えるのは当然のこと。
「一石二鳥」を狙ったキャラとしてルカを作り上げたというなら、先生はもはや天才と言っても過言ではありません。
見た目にとどまらず、そのふるまいにおいてもあちこちでかわいさがあふれています。
他のメンバーたちとふざけあったりする姿は、無邪気であどけない少年のよう。
また、女として迫る姿も見ていてドキドキものです。
物語中盤以降は、同じメンバーのウルガーとの距離が縮まります。
2人のやりとりで見えるその「小悪魔」ぶりに、思わずやられてしまう人は多いでしょう。
このように、なんとも欲ばりなキャラクターを持つルカ。
男性ファンからも女性ファンからも好かれるその姿は、私たちの心をグッとつかんで離しません。
まとめ
今回は大人気作品「彼方のアストラ」より、ルカに注目して紹介いたしました。
ときには男らしく、またあるときは女らしいルカ。
どちらもかわいさ全開で、胸のトキメキはおさまりません!
さて、あなたは「どっちの」ルカがお好みですか?
また、外見に限らず人物面においても深みを見せるルカ。
アストラ号のメンバーは、それぞれが事情を抱え、物語序盤はなかなか心を開こうとしません。
そんな中、出会ってからずっと積極的にコミュニケーションをとってきたのがルカでした。
こうした気難しいメンバーの中で自由にふるまうその姿が、見る者の目に魅力的に映るのです。
また、ISであるがための二面性は、ルカという人物をもっともっと知りたい!という気持ちをかき立ててくれます。
他の登場人物同様にルカが抱える事情にふれることで、キャラクターの本質を知り、さらに好きになっていくことでしょう。
ストーリーを追いながらも、何もかもが愛らしさで満ちあふれるルカをこれからもっと知り、そして愛してあげてください。