いよいよ10月に放送が始まるFate/Grand Order(FGO)。 第1部ストーリーの中でも人気の高い、第7章バビロニアが舞台となっています。 古代の神々が英霊として数多く出てくるバビロニア。 中でも […]
いよいよ10月に放送が始まるFate/Grand Order(FGO)。
第1部ストーリーの中でも人気の高い、第7章バビロニアが舞台となっています。
古代の神々が英霊として数多く出てくるバビロニア。
中でも、女神イシュタルはFateシリーズでおなじみの遠坂凛にそっくり。
初めて見たときは大変びっくりしたものです。
本記事ではイシュタルとうり二つの遠坂凛との関係性について、解説していきます。
FGO絶対魔獣戦線バビロニアのイシュタルと遠坂凛の関係性を考察!
まずは、イシュタルについて掘り下げていきます。
イシュタルは、メソポタミア神話における美と豊穣の女神です。
その他、戦の女神という側面もあります。
彼女の女神としての側面は実に多様で、多くの力を持った存在です。
まずは金星の女神であるということ。
この人格は、後に発生する宗教に多大な影響を与えています。
そして、大地の恵みや生命の営みを司る性質。
特に後者の部分は、後に転じて恋愛や性愛を司る神とも称されるようになりました。
それゆえ気が多く、多くの男性をとりこにしてはダメにする、典型的な悪女。
同じくバビロニアで登場するギルガメッシュやエルキドゥとは因縁の関係。
特にギルガメッシュとは、求愛を断られたために、彼の治めるウルクを滅ぼそうとしています。
基本はあくまで女神であるため、その行為には一切の容赦がありません。
実にごう慢な神ですが、人の手では到底太刀打ちできないのです。
それでいて恵みの神でもある彼女。
なんとも扱いに困る二面性を持ち合わせています。
古代メソポタミア、シュメールの女神イシュタルは、当然バビロニアと縁の深い存在。
彼女が物語にどう関わっていくのか、ぜひ注目してみてください。
実は祖先!?
見た目の通り、イシュタルは凛と全く同じ容姿をしています。
2人の間には、深いつながりがあるのでしょうか。
凛は魔術師の家系である遠坂家の娘。
魔術師の資質は高く、遠坂家の次期後継者でもあります。
凛の家系は西洋魔術の流れをくむもの。
したがって、遠坂家と古代メソポタミアの神々の間に古からの縁はありません。
凛が女神イシュタルと血の縁があるとは考えにくいのです。
イシュタルが凛に接近した経緯は、凛の体がイシュタルの神格に合うものだったため。
B.C.2655年のバビロニアに特異点が発生した際、ウルクの巫女長はイシュタルを召喚。
その際に、凛の体を依り代に、イシュタルの神格を顕現させたのです。
すなわち、イシュタルは受肉した正規のサーヴァントではありません。
人の体を借りた疑似サーヴァントなのです。
凛の体が生きていることからも、イシュタルには一定割合凛の性格が含まれています。
この点については、後ほど詳細に解説します。
性格はぜんぜん違う?
本来のイシュタルの性格は我が強く自由奔放。
加えて、残忍で容赦ない一面もあります。
しかし、サーヴァント召喚されたイシュタルは、本来の性格が大分マイルドに。
残忍さが引っ込み、慈愛に満ちた部分が多く出ています。
これは凛の善人の性格が影響しているためです。
人間味あふれるイシュタル、といってよいでしょう。
なお、イシュタルと凛の性格の比率は、イシュタルが7に対し凛が3とされています。
世話焼きで情に弱いところは凛そのもの。
サーヴァント契約以降、マスターに対する信頼は一層強くなります。
また、女神であるイシュタルにとって、人間は下位の存在。
本来のイシュタルは平然と人間を襲い、貢ぎ物を強奪していく災害のようなものでした。
こうした部分も、凛の性格が混在するすることで大分落ち着いています。
基本的に高飛車な女王様然とした態度を取るイシュタル。
ですが、その本心は親愛と友情を持っています。
ツンデレ部分もまた、凛を依り代としていることの影響かもしれません。
能力は?
サーヴァントとしてのイシュタルは、アーチャーのクラス。
マアンナという巨大な弓状の飛行船に乗り、これを武器として戦います。
イシュタルは女神であるため、本来その霊基は神霊クラス。
通常英霊のワンランク上の霊基を保有しているため、強大な力を持っているのです。
しかし、凛という人間を媒介とした現界であるため、英霊クラスに格落ちしています。
能力や攻撃方法にも、凛による縛りがあります。
通常攻撃は魔力を込めた宝石を放つ「ガンド」。
これは宝石魔術を使う凛の影響を受けているためです。
英霊とはいえ、もともと神霊であるイシュタルの力は強大なもの。
その力はギルガメッシュやエルキドゥに劣りません。
宝具名は、「アンガルタ・キガルシュ」。
シュメール神話による、イシュタルがエビフ山を破壊したときの行いが宝具となっています。
まとめ
イシュタルにとっての凛は、依り代として不可欠の存在。
彼女がいなければ、疑似であれサーヴァントとはなり得ませんでした。
ただ、その凛の影響を多分に受けているため、ワガママ女神は鳴りをひそめています。
見方によれば、イシュタルの力を得た凛ともいえるでしょう。
凛はFateシリーズ最初期からのヒロインの1人。
その人気はいまだ根強いものです。
凛がマスターとしてではなく、サーヴァントとして戦う姿。
第5次聖杯戦争では考えられなかったことが、FGOでは実現可能となるのです。
そして、本作の舞台は古代バビロニア。
イシュタルは、バビロニアを舞台とした物語における最重要人物の1人です。
マアンナに乗って空を駆け回る彼女の姿はどう動くのか、楽しみです。