アクセラレータは死んだとの噂が流れていますが、真実なのでしょうか。 とある科学シリーズの人気キャラであるアクセラレータですが、死んだとする声が多く流れています。 また、脳が完全には治らないとも言われるなど、かなり重症が疑 […]

アクセラレータは死んだとの噂が流れていますが、真実なのでしょうか。

とある科学シリーズの人気キャラであるアクセラレータですが、死んだとする声が多く流れています。

また、脳が完全には治らないとも言われるなど、かなり重症が疑われている彼ですが、その真相とは・・・?

 

詳しく見ていきます。

 

記事は下に続きます。

アクセラレータは死んだって本当?

まず結論から言いますと、アクセラレータは死んではいません。

 

1度死んだが再び息を吹き返したという見方についても、正確とはいえないものです。

厳密には、彼は致命傷を負ったが、一命をとりとめたと言うべきでしょう。

 

彼は頭に銃弾を撃ち込まれ、脳を損傷してしまいました。

以降は、この前提にのっとり、解説していきます。

 

脳が完全に回復したの?

アクセラレータの能力は、物理法則を受ける力の向き(ベクトル)を変えるもの。

 

体の表面をおおうように能力を展開し、外からの力が触れるとその力のベクトルを変化させます。

この「反射」の能力は、彼のイメージとしてもっとも有名なものでしょう。

 

その能力を実現させるには、非常に高度な物理演算処理能力が必要です。

 

アクセラレータは、もともとは能力を常に発現させた状態で生活を送っていました。

それはつまり、彼自身が人間離れした頭脳を持っていたということです。

 

しかし、アクセラレータは脳に致命的なダメージを追いました。

 

脳の損傷は、彼の演算能力や言語能力を奪ってしまいます。

そのため、彼は能力で体をおおうことができなくなり、「反射」もできません。

 

しかし、彼は能力を使い、戦っています。

では、彼の脳は回復したのかというと、そうではないのです。

 

致命傷を負った後のアクセラレータの行動を支えているのが、首に付けたチョーカー型の装置。

この装置が、現在の彼を支えています。

 

装置は、カエル顔の医者(冥土帰し)によって開発されたもの。

電極スイッチを操作して、平時で約48時間、能力使用モードで15分間の行動が可能となっています。

 

また、この装置は「妹達」が構築するミサカネットワークに接続されています。

ミサカネットワークの演算能力を利用して脳機能として代用し、日常生活を可能にしているのです。

 

今のアクセラレータにとって、装置とミサカネットワークは体の一部。

彼の新しい脳といっても差し支えありません。

治る見込みは今後あるのか

アクセラレータが今後、今までのような状態まで回復できるか。

その可能性は限りなく低いと言わざるをえません。

 

なぜなら、現在の彼は装置とミサカネットワークがなければ生きていけない体。

何人もの人間を救ってきたカエル顔の医者が、この装置を作っている以上、見込めないものといえます。

 

ただし、先にも書いた通り、装置とミサカネットワークは彼にとっての新しい脳です。

これらを利用している以上、日々の生活には何の問題もありません。

 

言語機能や能力のための演算能力はこうして補われています。

一方、肉体の後遺症は残り、松葉杖を使わなければ歩行も困難な状態です。

 

けれどもアクセラレータは、この状況に絶望していません。

彼には自分が生きるための理由、守るべき存在があるからです。

 

アクセラレータは、学園都市上層部のレベル6シフト実験に参加していました。

実験のため、御坂美琴のクローン「妹達」を1万体以上抹殺しています。

 

そんな中、ラストオーダー(打ち止め)との出会いによって、彼の大きな転換点となります。

 

彼は次第にラストオーダーを守るべき存在ととらえ始めます。

そして、ラストオーダーをはじめとする「妹達」を守ると、固く誓うのです。

 

むしろ、大きな精神的支柱を得たアクセラレータ。

彼の物語は、これ以降からが本番となっているのです。

 

アクセラレータの改造杖の効果について

アクセラレータは、左手に松葉杖を持ち、この杖で支えながら歩きます。

この杖には、重大な機能が備わっています。

 

もともと、この杖自体はただの松葉杖でした。

チョーカー型装置も、医療用目的で開発されたものであり、能力使用が15分までなのもそのせいです。

 

しかし、学園都市暗部で活動することになったアクセラレータ。

暗部にいる以上、能力者との戦闘は避けられません。

 

学園都市のレベル51位に座するため、今なお狙われることも多い彼。

そのときに15分という能力使用制限は非常に手痛いもの。

 

そこで彼は暗部組織「グループ」に所属した際、装置の改良を行います。

この結果、能力使用モードを30分まで使用することができるようになりました。

 

ただ、この改良では別の機能も施されていたのです。

それは、装置の遠隔操作が可能になり、能力使用や演算能力さえもコントロールできるもの。

 

「グループ」はじめ暗部組織は、学園都市上層部の管理下にあります。

 

レベル5能力者であるアクセラレータが、危険極まりない存在であることは変わりません。

彼に対する管理を強めるために付けられた機能だったのです。

 

自分の行動が握られることを阻止したいアクセラレータは、この機能を独自に解析。

そして、遠隔操作用の電波のみを妨害するジャミング機能を杖に仕込みました。

 

こうして、可能な限りポテンシャルを引き出せうようになったアクセラレータ。

この改造杖もまた、彼にとっての体の一部だといえます。

 

まとめ

登場人物のたいへん多い「とある」シリーズ。

アクセラレータは、その中でも特に人気の高いキャラクターです。

 

彼は脳の損傷と引き換えに、ラストオーダーという大切な存在を得ました。

ラストオーダーこそが、彼の生きる意味そのもの。

 

ラストオーダーたち「妹達」を守るために、「妹達」の力を借りることになったアクセラレータ。

彼と彼女たちは互いの命を預かる、まさに運命共同体といえます。

 

その深い絆を象徴するかのような、装置と松葉杖。

この2つは彼にとって不可欠のものであり、また彼の新しいシンボルでもあるのです。

 

彼は、昔ほどうまく動けなければ、能力使用にも限りがある身。

それでも彼は高い知能を駆使しながら、様々な困難を乗り越えていきます。

 

「とある」における主人公の1人、アクセラレータ。

彼を中心とした物語もまた、見ごたえ十分のボリュームとなっています。