食戟のソーマにて登場する竜胆先輩の正体や司との関係性について、詳しく掘り下げていきましょう! 連隊食戟にて、創真たちの前に立ちはだかる遠月十傑。 彼らは料理の実力はもちろん、際立ったキャラクターを持った者ば […]
食戟のソーマにて登場する竜胆先輩の正体や司との関係性について、詳しく掘り下げていきましょう!
連隊食戟にて、創真たちの前に立ちはだかる遠月十傑。
彼らは料理の実力はもちろん、際立ったキャラクターを持った者ばかり。
中でも、小林竜胆(りんどう)はその筆頭でしょう。
読者からの人気も高い彼女は、司と並び現十傑を象徴する存在です。
今回はそんな彼女に焦点を当て、あらためて解説することとします。
食戟のソーマ竜胆先輩の正体を考察!
小林竜胆は、遠月学園に通う女子高校生。
学年は3年で、司や女木島らと同じ第90期生にあたります。
遠月十傑に選ばれており、順位は第二席です。
ふわっとした赤い髪が特徴的。
切れ長の目をしており、左目は常に前髪で隠れています。
スタイル抜群で、高校生らしからぬセクシーな表情を見せるときも。
クセの強い十傑における数少ない社交的な人物。
人懐っこく、創真たちのような後輩にも積極的に接していきます。
本人はつかみどころのない性格で、自分がやりたいように自由気ままに行動します。
世界各地を飛び回ったりと、彼女の登場はいつも神出鬼没。
こうしたネコのような性格のせいか、彼女自身もネコのような表情や仕草をします。
楽しいことやワクワクすることに目がありません。
セントラル側についたのも、創真たちと戦う方が「ドキドキするから」という理由でした。
食べることが大好きで、月饗祭では出店していた全店舗を食べ歩いていました。
十傑第二席にいるだけのことはあり、料理の腕前は本物。
この話は、後の項目で詳しくみていきます。
竜胆と司の関係性は?
竜胆と司との関係をみていきます。
遠月十傑の第一席と第二席に君臨する司と竜胆。
彼らの間にある関係は、単に席次が隣り合っているだけのものではありません。
実は、竜胆と司は中等部からの同級生。
両者はお互いのことをよく知る仲だったのです。
そのせいもあってか、2人のチームワークは息ピッタリ。
2人の連携プレーは連隊食戟”Final BOUT”で見ることができます。
このシーンはアニメ4期で必ず描かれますので、今から楽しみです。
ただ、竜胆と司は友人以上の関係ではありません。
竜胆は、司の料理に対する姿勢に深く尊敬しているのです。
司は料理の食材に対し、尊敬と畏怖の念を払って向き合います。
そうして食材を十分に理解し、ポテンシャルを余すところなく引き出した一皿を作るのです。
彼の姿勢には、食材を上手く使いこなしてやるという、料理人のごう慢さはありません。
竜胆は、司の料理哲学にいたく感銘を受けています。
そして、遠月十傑第一席になるという司の夢を知り、彼を支えようとしたのです。
言うなれば、2人の関係は共に調理場で戦ってきた戦友、といったところでしょうか。
司と竜胆の関係は、十傑の中でもより特別なものなのです。
また、両者の関係はそれ以上、という線も推測されています。
この点については、後ほど詳しくみていきましょう。
竜胆の得意料理は?
これまで包丁を握った姿を見せてこなかった竜胆。
とはいえ、彼女は遠月学園十傑の第二席に座る者であり、実力は折り紙付きです。
そんな竜胆の料理スタイルは、なんと「希少食材」を扱うというもの。
世界各地の入手困難な食材を活かす料理を得意としています。
連隊食戟では、女木島戦でワニ肉を使ったラーメンを披露。
後のタクミ戦では南米生息の巨大魚ピラルクを、最終戦ではなんとアリを使います。
希少食材に対する知識は相当なもので、彼女にとって食べられるものは全て食材です。
また、包丁さばきも見事で、ワニ肉のときはワニ1匹をまるまる完璧にさばきました。
そして彼女は、世界各地を飛び回り、現地に直接赴いて食材を探し回ります。
百聞は一見に如かずと、様々な食材に体当たりでぶつかっていくのです。
このような特徴から、竜胆にはいくつかの異名があります。
- その1つが、「財と権力を駆使する美食家」
- そして、「未知なる食材を調査する調査者(フィールドワーカー)」
- 最後に、「あらゆる食材を斬り喰らう蛮族(バーバリアン)」
ワイルドかつ繊細な料理スタイルが、竜胆独自の持ち味といえます。
竜胆に関する伏線と作者コメント
竜胆には、大きな伏線が隠されています。
それが、竜胆の名前に関する伏線です。
竜胆(リンドウ)はその名のとおり、花の一種。
そのため、竜胆にももちろん花言葉が存在します。
竜胆の主な花言葉は、「正義」、「誠実」。
その他、「悲しんでいるあなたを愛する」や「あなたの悲しみに寄り添う」なども。
ここで思い返してほしいのが、竜胆と司の関係性。
竜胆は、司を尊敬し、第二席として側で支えたいと思っているのです。
司は料理に対する極端な考え方を持っています。
それは、自分が納得のいく料理を作ることだけしか考えていないというところ。
自分の価値観のままに動き、他者の意見は一切意に介すことがありません。
納得いくものを作るために障害が生じれば、どんな手を使ってでもそれを排除します。
まさに究極のエゴイストであり、ある種危険思想の持ち主である司。
竜胆は司のこうした本質を知っていました。
それゆえ、竜胆は司をフォローしようと誓ったのです。
加えて、彼女は彼の料理に対する献身的な姿勢にも感銘を受けています。
こうした竜胆の態度はまさに、「あなたの悲しみに寄り添う」ではないでしょうか。
孤独で悲しい生き方を送る司瑛士。
それでも自分は理解者だと、支えて共に歩んでいきたいという姿勢はその名のとおり。
「悲しんでいるあなたを愛する」に他なりません。
そうです、竜胆という名前には、司に対する想いが込められているのです。
このように、竜胆には作品に関する重要な要素が盛り込まれています。
それは、原作者の附田祐斗氏の発言からも明らかです。
氏はtwitter上で「竜胆は重要人物だ」と発言したことがあります。
作者のお墨付きをもらっている以上、これは間違いないでしょう。
ここで、どの点において彼女が重要なのかは、実は明言されていないのです。
読者の自由な考えに委ねられているのかもしれません。
司との関係というのも、ひとつの答えでしょう。
彼女が作品に果たした役割は何だったのか。
アニメ視聴後に答え合わせするのも楽しいかもしれませんね。
竜胆の卒業後の進路について
第90期生は、連隊食戟で十傑の座を降りた後、そのまま卒業を迎えます。
そんな中竜胆は、卒業後も変わらず世界中を飛び回っていました。
しかし、彼女の食材探しの旅は、今までとは違うものとなっています。
というのも、その横には司の姿があるのです。
原作では、食材探しの旅を楽しむ2人が描かれていました。
2人がこれからどうするつもりなのかまでは、原作でも明らかになっていません。
ただ、竜胆と司はこれからも仲良く、互いに支え合う関係であることを願っています。
まとめ
竜胆先輩は、作中でも人気の高いキャラクター。
自由奔放で場を引っかき回す姿は、可愛らしさにあふれています。
その一方、ひたむきな一面を心の奥に秘めている彼女。
司に対する一途な想いは純粋で、実にさわやかです。
隣に並び立ち、共に支え合う司と竜胆。
その姿は、十傑第一席と第二席の重みを感じさせる貫禄に満ちています。
そんな竜胆は、アニメの方でもようやく料理シーンがやってきました。
彼女の実力派いかほどのものなのか。
希少食材を使った豪快かつ繊細な一皿を、ぜひご堪能ください。